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◆米市場は関税への警戒感再燃で反落、金利も上昇
2025.07.14 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 39,569.68 -76.68
TOPIX 2,823.24 +10.90
グロース250 748.48 -2.87
NYダウ 44,371.51 -279.13
ナスダック総合 20,585.53 -45.14
S&P500指数 6,259.75 -20.71先週末の米国市場は3指数揃って反落、ダウは▲0.6%の下落となった一方で、
ナスダックは半導体関連が中盤から下げ渋る展開となり、前日終値から小幅安で
取引終了となりました。トランプ政権による関税策が世界景気を押し下げるとの懸念が改めて警戒感を
誘っており、トランプ大統領は自身のSNSでカナダに関税率を通知する書簡を公表。
カナダ側が対抗措置をとれば関税率を引き上げる方針を明言していることや、EUにも
11日までに新税率を通知する考えを示していることなどが相場の重しとなりました。税率の引き上げはシンプルに物価の上昇にもつながるおそれもあり、この発言を受けて、
米長期金利が4.4%台まで上昇し、ナスダック、S&P500は足元で最高値を更新した
こともあって、金利上昇による割高感が意識される展開となりました。セクター別ではエネルギー、一般消費財のみが上昇。
一方で金融、ヘルスケア、素材などは下落しました。個別銘柄ではグーグル、アマゾン、テスラなどのハイテク株の一角が上昇。
またAMD、マイクロンテクノロジー、テキサスインスツルメンツ、ラムリサーチ、
エヌビディアなどの半導体の一角も上昇したことでナスダックの下げは▲0.22%と
小幅にとどまる展開に。一方でトランプ大統領による風力・太陽光発電補助金を廃止または変更する
「One Big Beautiful Bill Act」の条項を強化するよう連邦政府機関に指示したこと
からマキセオンソーラー、カナディアンソーラー、ソーラーエッジ、フューエルセルエナジー
などのクリーンエネルギー関連が軒並み下落。大きいところでは関税賦課の影響で消費に悪影響を及ぼすとの警戒感からナイキ、
クレジットカードのビザ、マスターカード、ペイパル、住宅関連のレナー、DRホートン、
百貨店大手のメイシーズなどが売られました。(日本市場)
先週末の日経平均株価は76円安と続落し、39,569円で大引けを迎えました。
前日の米市場では3指数揃って上昇し、ナスダック、S&P500指数が最高値を
更新していることもあって、朝方は39957円まで上昇する場面もあり、再び4万円
回復の期待もありましたが、週末要因、トランプ関税への警戒感の再燃など不透明
要因が横たわっていることもあって、朝方の上昇を縮小させる銘柄が多い一日でした。もっとも前日にファーストリテイリングが3Q決算を公表し、前年同期比累計で2桁%の
増収増益となったものの為替の影響で国内ユニクロ事業の原価率が上昇したほか、
海外ユニクロ事業も中国が引き続き弱含んでいることで市場想定を下振れしたことが
嫌気され▲6%の下落。日経平均株価をこの1銘柄だけで262円押し下げる格好となり、ファストリの下落が
なければ日経平均株価は上昇していたという見方もできます。プライム市場の売買代金は概算で4.5兆円。
値上がり銘柄は1152(70%)、値下がりは420(25%)と日経平均株価は下落
しましたが、7割の銘柄が値上がり。セクター別ではわずか25業種が値上がりし、値上がり上位は海運、紙パルプ、鉄鋼など。
値下がり上位は電気ガス、非鉄金属、サービスなどでした。個別銘柄では5月半ばにエントリーとなったわらべや日洋HDが逆行高で上昇継続しており、
年初来高値を更新!
(わらべや日洋HD)
また2月初旬にエントリーとなったライフコーポレーションも上値追い継続で逆行高し、こちらも
年初来高値を更新!
(ライフコーポレーション)
さらに昨年9月半ばにエントリーとなったTKCも足元で上値追いが継続しており、こちらも
年初来高値、そして再び上場来高値を更新!
(TKC)
その他、四国化成HD、ガリレイ、伊藤忠エネクス、加藤産業、豊田合成、
トーカロ、高松コンストラクションG、三井金属鉱業、長谷工コーポレーション、
バローHD、大気社、アークス、平和堂なども年初来高値、および
上場来高値更新となりました。買われていた方、おめでとうございます!
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また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】

中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計30000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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