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REPORTレポート

◆IMFの世界経済見通し、2022年は0.8ポイント下方修正

2022.04.20 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 26,985.09 +185.38
TOPIX 1,895.70 +15.62
マザーズ 744.39 -7.22
NYダウ 34,911.20 +499.51
ナスダック総合 13,619.66 +287.30
S&P500指数 4,462.21 +70.52

 

きのうの米国市場は3指数揃って3日ぶりの大幅反発となりました。

 

米国では日本よりいち早く決算発表が進む中、医薬品・衛生用品大手の
ジョンソン&ジョンソンが朝方決算を発表し、EPS(1株利益)が市場予想を
上回ったことが好感され、同社株が3%超の上昇でダウ指数を押し上げました。

 

また原油相場が大きさ下げたことも市場心理の改善とつながり、前日
インフレ懸念で下落していた消費関連株も買い直される動きがみられ
ました。

 

金融引き締め警戒による金利先高観は変わらずくすぶっていて米長期金利は
2.9%台半ばまで上昇する中、利ザヤ拡大期待から金融株も買われ、金融引き締め
に走ったとしても景気の腰折れはないとの見方もあり、ハイテク株もこの日は
上昇、幅広い銘柄が買われる一日でした。

 

◆IMFの世界経済見通し、2022年は0.8ポイント下方修正

 

きのうIMF(国際通貨基金)から世界経済見通しが発表されました。

(各国の世界経済見通し)

 

1月に発表された内容と比較すると2022年、2023年ともに見通しはウクライナ
情勢の長期化や金融政策の変更、インフレ懸念などから下方修正となりました。

 


(IMF世界経済見通し・1月との比較)

 

この成長率というのはGDPの成長率を示しており、各国総じて下方修正と
なりました。
しかしながら、グラフを見ると日本はことしこそ下方修正となるものの2023年の
見通しは上方修正されています。

 

これはことしもまん防などのコロナ対策による景気回復の遅れや、欧米との
金融政策の方向性の違いなどからことしの成長は鈍化するものの来年にかけて
は回復基調が続くという見方がなされているものと思われます。

 

当然国内株式にとってはプラス材料であり、カントリーアロケーションを意識
する大手のファンドなどからするとことし後半から23年にかけては日本株を
買いやすいインセンティブになってくると思われます。

 

ことしは上述したようにウクライナ情勢の長期化や金融政策の方針転換など
で相場は乱高下しやすい状況にありますが、来年にかけて上昇することを
前提に考えると、安くなったときに下値を丁寧に拾うことで成果を上げやすい
年でもあります。

 

足元の日経平均株価は25日線を突破できるかどうかがカギであり、ここを再度
上抜けすることが出来ると目先控えている決算の不透明感はあるものの円安
の進行から上方修正、今期の業績回復期待も手伝って5月中に3月に付けた高値
を越えてくる可能性も出てくるとみています。

 

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