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REPORTレポート

◆7月、8月の日経平均株価考察

2023.06.26 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 33,264.88 -310.26
TOPIX 2,296.50 +1.49
マザーズ 845.27 -19.50
NYダウ 33,946.71 -4.81
ナスダック総合 13,630.61 +128.41
S&P500指数 4,381.89 +16.20

 

きのうの米国市場はダウが3日続落、ナスダックは反発と指数まちまちの
展開となりました。

 

連日のパウエルFRB議長による議会証言を受けて米国で金融引き締めが
長引くとの見方が重荷となり、欧州の中央銀行の金融引き締め継続に対する
警戒感もあり、上値の重い一日でした。

 

一方で今年の株高をけん引してきた大型ハイテク株は買い直され、ナスダック
指数をけん引。

 

個別銘柄ではアマゾンがクラウドサービスにおけるAI技術投資を明らかにした
ほか、アナリストが同社のクラウドや広告ビジネスが業績を押し上げるとの
ことで投資判断をBuyとしたことで買われ+4.2%の大幅高。

 

一方でボーイングは部品供給会社のスピリット・エアロシステムズが従業員の
ストライキによりカンザス工場での生産を中断したことが業績に影響する
との懸念で下落。

 

加えて議会証言でパウエル議長が居住・商業不動産などのポートフォリオが
大きい地銀に対して懸念を表明したことでザイオンズ・バンコーポレーション
、ウェスタン・アライアンス・バンコープ、コメリカなどの中堅の商業銀行
が揃って▲3%超の下落となりました。

 

 

 

 

◆7月、8月の日経平均株価考察

 

先週の日経平均株価は、483円安の32781円で大引けを迎えました。

一時は700円近く下げる場面もありましたが、引けにかけて小幅ですが
値を戻して取引終了となりました。

 

そして金夜の米市場も軟調な展開となり、この下げが押し目となるのか、
それともある程度大きめの調整となるのか、先物市場の動向から考察したいと
思います。

 

(225先物・日足チャート)

まずは上図を別タブで出しながら一つ一つ確認しながら読んでいただくと理解も
しやすいかと思います。

先週末23日の225先物はトレンドラインとして意識されていた①のラインを
残念ながら下割れしてしまいました。

 

これはネガティブ要因です。

 

しかしながら、6月8日に付けた安値32410円から19日に付けた高値33950円間
で引いたフィボナッチで見ると、そこからちょうど61.8%押しの32380円どころ
で下げ止まり下髭を付けて終了したのが23日の取引となりました。

 

ここからは3パターンの値動きが考えられます。

 

まずはAパターンとして今回意識されたオレンジの丸で囲ってある61.8%押し
にあたる32380円どころを割り込まない限りは絶好の押し目となり、再び
上下しながらも上を目指してくれる展開になると思われます。

 

 

続いてBパターンですが、こちらは残念ながら今回押し目として意識された
32380円どころを下抜けしてしまった場合、日柄調整を挟みながら軟調な展開
が7月前半から半ばあたりまで続いていきます。

 

その後、②のトレンドラインが意識されてここにぶつかりながら再度上を
目指していく展開となります。

 

 

最後に皆さんが望んでいないCパターンですが、最後の砦となっていた②の
トレンドラインを下にブレイクしてしまうようなことになれば、30000円近く
まで下げる、悪材料が出たりすると場合によっては29000円前後まで下落する
可能性もあります。

 

 

特に第一関門である61.8%押しの32380円を割り込んでしまえば、その時点
からCパターンの展開も視野に入れておいた方が良いと思います。

 

というのも、シーズン的に7月、半ばから8月後半にかけては夏枯れという言葉
もあるように相場自体が軟調な展開となりやすくなります。

 

(日経平均株価の過去20年の月次平均騰落チャート)

 

上図は昨年2022年から過去20年間の月別の平均騰落率をチャート化したものです。

 

ご覧いただいても分かるように7月の半ばあたりまでは上昇基調が続きますが、
半ばから後半になると踵を返したように下げに転じていることが過去20年の
平均的な動きです。

 

 

あくまでも平均的な動きになるのでことしも必ずこれに似た展開になるとは
言い切れませんが、想定しておくことは大事なことです。

 

もし仮にCパターンになった場合、今回衆院解散が見送られましたので
ことしの秋口ごろにまた解散の可能性が噂され始めたあたりから上昇へと
転じやすくなる相場つきになってくるとみています。

 

 

 

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