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REPORTレポート

◆米市場は良好な経済指標受け反発

2023.06.28 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 32,538.33 -160.48
TOPIX 2,253.81 -6.36
マザーズ 798.66 -12.64
NYダウ 33,926.74 +212.03
ナスダック総合 13,555.67 +219.89
S&P500指数 4,378.41 +49.59

 

きのうの米国市場は3指数揃って反発となりました。

 

朝方発表された5月の米耐久財受注(前月比)が予想▲1.0%に対して、1.7%と
プラスに改善したことや、その後に発表された5月の米新築住宅販売件数でも
予想を上回る76.3万件となったことを受けて、金利上昇からくる景気減速懸念が
和らぎ反発の動きとなりました。

 

(米住宅販売件数とS&P500指数の推移)

 

米国の住宅市場は日本とは違って中古の住宅市場が大きく、日本でいうところの
古民家のような古くなればなるほどヴィンテージものとして扱われ、建築されて
時間が経てばたつほど価値が上がる物件も少なくありません。

 

5月の中古、新築住宅はともに前月から伸びたもののコロナ前の中古住宅の
500万件超を安定的に推移していた頃と比較すると足元ではインフレの影響で
住宅価格が上昇したことや住宅ローン金利の負担増が重しとなって400万件
前後での推移となっています。

 

ダウは6日続落していたこともあって押し目買いも入りやすく、指数は取引
終盤にかけて上げ幅を拡大。

ナスダックも3日ぶりの反発となりました。

 

個別銘柄では、通期の業績見通しを引き上げたデルタ航空が7%高と急伸。
その他、ニューコアやフリーポート・マクモランなどシクリカル関連が買われた
ほか、、耐久財受注の結果が良かったことでボーイング、キャタピラーなどの
景気敏感株が買われました。

 

また住宅関連指標の復調を期待してDRホートンやレナー、ホームセンター
大手のホームデポなども上昇しています。

 

きのうの米市場は先週がやや軟調だっただけに良好な経済指標をきっかけに
押し目買いが入りやすい1日となりましたが、きのうお伝えしたように
ナスダックが急ピッチで上昇したことで上昇トレンドの中の上限に達している
状況です。

 

さらに上に行くにしてもいったん13000ポイント割れする程度のまとまった
下落を介してでないと上値を取りに行くことは難しく、FRBの要人発言などで
早晩、「金利先高観から景気減速懸念で調整」という展開を迎えやすい時間帯
であることには変わりありません。

 

日本市場は米国が金利先高観での懸念を醸し出してくれればくれるほど円安
メリットが効いてくるため欧米発のブラックスワンショックが起きない限りは
大きな下げにも見舞われず、むしろきのうのような下落の場面で半導体、
低PBR、円安メリットのある銘柄などは積極的に買い向かえば報われやすい
地合いです。

 

 

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