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REPORTレポート

◆週末、月末、PCE発表前で様子見強まる

2023.06.30 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 33,234.14 +40.15
TOPIX 2,296.25 -2.35
マザーズ 810.65 +4.38
NYダウ 34,122.42 +269.76
ナスダック総合 13,591.33 -0.42
S&P500指数 4,396.44 +19.58

 

きのうの米国市場はダウは1%弱の大幅続伸、ナスダックは前日終値
を挟んで小動きの展開となりました。

 

朝方発表された1-3月期の米GDP確定値が前期比年率2.0%と速報値の
1.3%から大幅に上振れたことで景気後退懸念が和らぎ景気敏感株を
中心に買われる一日となりました。

 

またFRBが米銀に対するストレステストの結果を公表し、調査対象の
23行すべてが「合格」の判定を受けたことから、3月の米地銀破たん
以来、不安視されていた金融セクターに買い戻しの動きもみられました。

 

良好な経済指標とストレステストの結果から景気敏感株と銀行株が
上昇した一方で、金利先高観が強まったことで、金利に敏感な
ハイテク株が利益確定売りがみられました。

 

個別銘柄ではJPモルガン、バンカメ、ウェルズファーゴなど金融株が
買われたほか、GDP確定値では個人消費も3.8%から4.2%に上方修正
され、ビザやアメックスなど消費関連のクレジットカードも上昇と
なっています。

 

一方この日は半導体関連が利益確定売りに押され、マイクロン
テクノロジーが▲4%超の大幅安となったほか、インテル、エヌビディア、
ラムリサーチ、TSMCなども小幅安となっています。

 

 

◆週末、月末、PCE発表前で様子見強まる

 

本日は月末にかかる週末ということもあって、前日までの2日間
急ピッチで週初の下げ分を取り戻したこともあって、利益確定売りが
出やすい一日となります。

 

また今晩はFRBが物価指標として注目している5月のPCE(個人消費
支出)が発表されます。

 

現時点では前年同月比予想が3.8%と前回4月の4.4%から大きく
低下する見通しとなっています。

 

もし仮に予想と同程度の数字が出れば、追加利上げ観測が後退し、
本日売り込まれていたハイテク株が買われやすい地合いとなります。

 

一方で予想を上回ったり、前月からさほど低下幅が見られなければ
追加利上げ観測が強まり、ハイテク株を中心に売り込まれる展開と
なります。

 

日本株においては米国での追加利上げ観測が強まれば強まるほど
日米金利差からドル高円安に動きやすくなりますが、足元のドル円相場は
144円後半まで急上昇しており、昨年9月に政府・日銀が為替介入に
踏み切った1ドル=145円台に近づいてきており、こちらへの警戒も
必要となります。

 

(2022年の為替介入)

 

今回の日本株上昇のけん引役でもある円安が再び145円近辺で政府介入
により食い止められれば、外需関連を中心に売られやすくなり、日経平均
株価は34000円手前あたりでいったんの頭打ちとなりやすくなります。

 

(225先物。4時間足チャート)

 

225先物チャートでも、足元では高値安値を切り下げるダウントレンド
入りとなっており、目先は売り優勢の展開となりやすい地合いとなります。

 

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