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REPORTレポート

◆6月の短観、非製造業はコロナ前の水準へ回復

2023.07.04 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 33,753.33 +564.29
TOPIX 2,320.81 +32.21
マザーズ 818.68 +2.71
NYダウ 34,418.47 +10.87
ナスダック総合 13,816.77 +28.85
S&P500指数 4,455.59 +5.21

 

週明けの米国市場は3指数揃って小動きとなりました。

 

明日の米国の独立記念日の祝日(休場)を前に本日は短縮取引という
こともあって、積極的な商いは手控えられ終始前日終わりを挟んだ
展開となりました。

 

きのうは6月のISM製造業景況感指数が発表されましたが、結果は46.0と
好不況の節目の50を8カ月連続で割り込み、予想(47.3)も下回りました。

 

この46.0という数値は3年1か月ぶりの低水準ですが、祝日前で商いが
低調だったことや低下した内容が悪い内容ではないとの見方もあって、
市場への影響は限定的となりました。

 

(ISM製造業景況指数のサブインデックス)

 

詳細を見ると生産や雇用が5月に比べて低下したことはネガティブ要因ですが、
新規受注や受注残が増えている一方で、低下要因は在庫や仕入れ価格が低下
してたことによるところが大きいものの、むしろこれはむしろプラス材料と
なります。

 

雇用が落ち込んでいることは今週末に発表される雇用統計の結果にも注目が
集まりますので気がかりですが、内容的には悪くない低下と取れる内容
です。

 

個別銘柄では、4-6月期の世界納車台数が過去最多の46万台超となったことが
好感されテスラが+7%弱の大幅高。

 

同じく4-6月期の納車台数が市場予想を上回った新興EVメーカーのリビアン・
オートモーティブも+17%と大幅上昇となっています。

 

また、JPモルガンやウェルズファーゴ、シティはFRBのストレステストの結果
を受けて増配を発表しそろって上昇。

 

半導体のAMDやエヌビディア、半導体製造装置のラムリサーチやアプライ
ド・マテリアルズなども堅調に推移。

 

一方、アップルは複合現実(MR)ヘッドセット端末の「ビジョンプロ」の
生産計画の引き下げが伝わったことで下落。マイクロソフトやアマゾンなども
軟調な展開となりました。

 

 

◆6月の短観、非製造業はコロナ前の水準へ回復

 

(日銀短観・6月調査)

 

きのう6月調査の日銀短観が公表されましたが、久しぶりに大企業、中堅企業
の製造業、非製造業ともに前回より上昇となり、表題の通り非製造業に関して
はコロナ前の水準まで回復を見せる結果となっています。

 

非製造業の中でも特に前回から伸びが大きいものは宿泊、飲食サービスで
大企業で0→36、中堅企業でも6→31と市場でもすでに旅行関連を中心とした
インバウンド銘柄が復調を見せているように景況感が改善されています。

 

個人的に狙う銘柄などを公開している受講生専用のチャットワークでは
ことしの2月頭にインバウンド関連としてトーホー【8142】を取り上げて
いましたが、その後5か月で株価は約2倍の上昇となりました。

 

 

 

その他、製造業では石油石炭製品を筆頭に食料品、造船・重機、自動車などが
堅調な回復を見せてきています。

 

この日銀短観ですが、投資家であれば必ず見てほしい指標の一つとなります。

 

その理由はこの短観からも十分投資のヒントは得られるからです。

 

短期で狙うのであれば前回から変化幅の大きいセクター、関連銘柄を狙う
というのが良いと思いますし、中長期で狙うなら逆張りスタンスで足元で
業況の悪化しているセクターというのは株価も低調に推移しているものが
多いため、景気サイクルやセクターローテーション(業種の循環物色)を
意識して、逆張りスタンスで安いところを日を分けて仕込んでいくという
のも一つです。

 

※本日の経済キーワード※

 

【日銀短観】

 

日銀が国内の大企業から中小企業にわたり約1万社にアンケートを
行う景況感調査。

 

資本金の規模によって大企業、中堅企業、中小企業とグループ分けされて
おり、製造業、非製造業、そして細かな業種ごとでも景況感の変化を
捉えることができる指標。

 

前回よりも数値が上昇すれば好況、または回復。
低下すれば不況、景気の伸び悩みと判断される。

 

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