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REPORTレポート

◆米債のイールドスプレッドがダブルボトムを形成し上昇なら相場は下落

2023.07.05 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 33,422.52 -330.81
TOPIX 2,306.37 -14.44
マザーズ 817.64 -1.04
NYダウ 休場
ナスダック総合 休場
S&P500指数 休場

 

きのうの米国市場は独立記念日の祝日のため、休場でした。

 

きのうの日本市場は日経平均、TOPIX、グロースの3市場は揃って
下落。

 

為替相場も米市場が休場だったため商い低調でドル円は114円台半ばで
横ばいで推移したものの、夜間の225先物は33170円まで下落しており
今週末に発表されるISM非製造業景況指数、6月の米雇用統計などの
重要指標を控えていることもあり、持ち高調整の動きが強まる可能性
があります。

◆米債のイールドスプレッドがダブルボトムを形成し上昇なら相場は下落

(米10年債利回り-2年債利回り差【イールドスプレッド】)

 

先月23日にご紹介した米債の長期債から短期債の利回り差を示した
イールドスプレッドですが、そのときに「イールドスプレッドが
ダブルボトムを付けそうなタイミングは7月の初旬あたり。
ちょうど米国の独立記念日前後がボトムを付けるタイミングとなりそう」

 

とお伝えしていました。

 

まさにぴったりのタイミングでことしのシリコンバレーバンクが
破たんした直前のボトムまで下がってきており、ここからが非常に
重要な局面となります。

 

上図チャートがボトムとならずにさらに下落していけばまだ株価は
上昇していきますが、このタイミングで踵を返して上昇する展開となれば、
3月初旬と同様に相場は調整局面を迎えることとなります。

 

シティグループのストラテジストのレポートでは、先週米市場の
S&P500で新たなロングポジションが71億ドル(約1兆250億円)追加され、
相場のボラティリティを考えると十分な利益が乗っているため今後1週間
のうちに巻き戻し(利益確定売り)が出てくる可能性があると分析
しています。

 

国内でも先日もお伝えしたように裁定買い残が過去のピーク付近まで
積み上がっており、過去を振り返るとそのポジションが解消されると
同時に相場は下落調整に入っていることが分かります。

 

(裁定残と日経平均株価の推移)

 

上がれば仕方ないですが、7月半ば~8月は相場も軟調な地合いと
なりやすいこともあり、長期投資前提以外の買いのポジションは
縮小させて下げたときに安く拾えるキャッシュ比率を高めておく準備を
しておきたいと思います。

 

 

 

※本日の経済キーワード※

 

【裁定取引】

 

外国人投資家から先物売りが入ると、裁定業者が現物売りに走るため
裁定買い残高が減少する。

 

したがって、裁定買い残高がピークをつける(増加から減少に転じる)とき
日経平均は上昇から下落に転じ、裁定買い残高がボトムをつける
(減少から増加に転じる)とき、日経平均は下落から上昇に転じることが
多くなる。

 

裁定買い残がどこでピークをつけるか、どこでボトムをつけるか予想できれば、
相場の短期的な転換点を予想できる。

 

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