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REPORTレポート

◆米債イールドスプレッドはダブルボトムをつけ上昇へ

2023.07.07 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 32,773.02 -565.68
TOPIX 2,277.08 -28.95
マザーズ 785.87 -24.87
NYダウ 33,922.26 -366.38
ナスダック総合 13,679.04 -112.61
S&P500指数 4,411.59 -35.23

 

きのうの米国市場はインフレ、金融引き締め長期化懸念で売り優勢と
なり3指数揃って下落となりました。

 

きのう発表された6月のADP雇用統計では就業者数の伸びが49.7万人増となり、
予想の22.8万人を大きく超える結果tなったことから堅調な雇用情勢を背景に
インフレおよび金融引き締めが長期化するとの警戒感が広がりました。

 

この結果を受けて米長期金利は一時はおよそ4か月ぶりに一時4%を超えたこと
も景気に及ぼす影響が懸念されて株価下落につながりました。

 

ダウは取引時間中に一時500ドル超下げる場面もみられ、一部の市場関係者
からは「あと2回の利上げの蓋然性が高まっている」との声も聞かれるように
なりました。

 

個別銘柄では、第2四半期の利益が減少するとの見通しを示したエネルギー
のエクソンモービルが大幅安となり、コノコフィリップスやシェブロンなども
下落。

 

金利上昇から景気減速懸念につながり、アルミ大手アルコアやUSスチールなど
シクリカル関連も続落。

 

金利上昇が逆風となるDRホートンやレナーなどの住宅建設株が軒並み安と
なり、ホームセンターのホームデポはダウ銘柄で下落率トップとなり、
スリーエムやキャタピラーなどの景気敏感株が売られ、消費関連のアメックス
なども下落となりました。

 

 

◆米債イールドスプレッドはダブルボトムをつけ上昇へ

 

(米10年債利回り-2年債利回り【イールドスプレッド】)

 

先日よりご紹介している米債のイールドスプレッドは警戒していた通りの
展開となり、足元で3月に付けた下落のポイントと同じ位置から上昇に
転じています。

 

上図でも示している通り3月の上昇時というのはシリコンバレーバンクの
破たんをきっかけにイールドスプレッドは上昇(利回り縮小)となりましたが
イールドスプレッドが上昇する際には往々にして株価は下落していきます。

 

今回もこのイールドスプレッドが3月を起点としてWボトムを付けて上昇に
転じたことから相場の下落圧力としてはたらきました。

 

今回の下げの要因となったのが民間の給与支払い代行会社、ADPが公表する
雇用報告で予想の倍の雇用者数の伸びが示されたことで、市場が考えていた
年内にあと1回の利上げというストーリーが年2回の利上げに変化した
ためです。

 

インフレも鈍化基調にあったため、ある意味楽観視しすぎていたという
ことから長期金利の急騰を招き株価下落につながりました。

 

(225先物・日足チャート)

 

上図も先日ご紹介していた225先物から見る今後の展望ですが、夜間の先物は
32380円まで下落しており、ちょうどグレーの網掛けしていた死守しなければ
ならない下限の水準まで下落しています。

 

この網掛けの中で上下してくれれば割と早い段階で再上昇し、6月半ばに付けた
高値33950円をを越える公算が見込めますが、この網掛け部分から下に抜けてしまう
と一時的に32000円割れて31500円前後まで下落する可能性があります。

 

また直近市場が警戒しているのは、7月初旬のETFの分配金捻出による換金
売りです。

 

予測では本日7月7日から10日にかけて1.1兆円~1.2兆円の売りが出るとされて
おり、これも一時的な需給の歪による下げに警戒です。

 

ただこの下げのタイミングで今期、来期と業績の好調な銘柄や東証の大号令
による低PBRの銘柄など良い銘柄も見境なく売られてきたところは絶好の
仕込み場となってくるとみています。

 

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