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REPORTレポート

◆年2回の利上げ確率低下、日本株は円高が重し

2023.07.13 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 31,943.93 -259.64
TOPIX 2,221.48 -14.92
マザーズ 773.54 -14.49
NYダウ 34,347.43 +86.01
ナスダック総合 13,918.96 +158.26
S&P500指数 4,472.16 +32.90

 

きのうの米国市場はCPIの発表を受けて、インフレが鈍化していることが
確認出来たことで3指数揃って上昇となりました。

 

 

6月のCPIの結果は、

CPI前月比 0.2%(予想0.3%)
CPI前年同月比 3.0%(予想3.1%)
CPIコア前月比 0.2%(予想0.3%)
CPIコア前年同月比 4.8%(予想5.0%)

 

となり、CPI前月比のみが5月の結果0.1%から0.1ポイント上昇したものの
総じて予想を下回る結果となったことから4%台に合った米長期金利が
3.8%台へ下落。

 

取引開始直後から金利低下を受けて株価上昇となりました。

 

細かい前年同月比の内訳は以下です。

 

(項目別内訳)

 

赤枠で示したサービス価格、帰属家賃がこれまでインフレ鈍化の足かせと
なっていましたが、漸くこちらも上昇にピークアウト感が出てきたこと
で今回の予想を下回る結果につながったものと思われます。

 

この結果を受けて3指数揃って上昇となりましたが、ダウ平均は足元で
出遅れ感から先行して買われていたこともあり、取引終盤にかけて
上げ幅を縮小。

 

ナスダックは1%超の上昇となりました。

 

個別銘柄ではエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ、ASMLや
TSMCなどの半導体関連が上昇。

メタやマイクロソフト、アルファベット、アマゾン、アップル、テスラなどの
主力ハイテクも買われナスダック指数をけん引しました。

 

その他ニューモント、バリック・ゴールド、ニューモント、フリーポート・
マクモラン、サザンカッパー、アルコアなどの資源株が軒並み上昇。

 

金利低下を受けて住宅需要の回復期待からDRホートンやレナーなどの
住宅建設株も買われています。

 

◆年2回の利上げ確率低下、日本株は円高が重し

 

今回のCPIの結果を受けて今月下旬に行われるFOMCでの0.25%の追加
利上げがなくなることはありませんが、FRBが目標とする年率2%の
物価上昇に近づいてきたこともあって、年内あと2回の利上げの確率
は低下しています。

 

利上げの停止時期が近づいていることは米市場にとってプラス材料と
なりますが、日本株においては日米金利差拡大が止まることを意味
しますのでドル安円高に振れやすくなります。

 

(ドル円・日足チャート)

 

足元のドル円はサポートラインとなる前回6月頭につけた押し安値まで
下落してきており、138円台前半の水準での攻防が続いています。

 

もし仮に138円を割り込んでしまえば次の節目として遺棄されるのが
135円前後となりますのでこのあたりまでの下落(円高)が想定
されます。

 

特に今月下旬にかけてFOMC、日銀会合と円高に振れやすい重要イベント
が控えているため早ければ月内に135円程度の円高に進んでも不思議
ではありません。

 

そうなればきのうもお伝えしたように7月、8月相場は金利低下から
米市場は堅調、日本株は円高が重しとなり軟調と5月、6月とは真逆の
優勝劣敗の展開となりやすくなります。

 

特に下げが大きくなりやすいところは為替の感応度の高い大型株、
外需関連であり、このところ買い越しが続いていた海外勢が2週間、
3週間と連続の売り越しに転じれば日経平均株価は31500円、もしくは
それ以上の下落の可能性が高まるものとみています。

 

一方で堅調に推移しやすいのが為替の影響の少ない好業績の中小型株
への物色が活況になる可能性があるとみています。

 

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