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REPORTレポート

◆米国のリセッション確率20%へ低下

2023.07.18 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 32,391.26 -28.07
TOPIX 2,239.10 -3.89
マザーズ 784.72 -5.12
NYダウ 34,585.35 +76.32
ナスダック総合 14,244.95 +131.25
S&P500指数 4,522.79 +17.37

 

きのうの米国市場は3指数そろって上昇となりました。

 

日本が3連休の休場中に中国の4-6月期GDPが発表されましたが、
前年同期比で7.1%の予想に対して6.3%の伸びにとどまったことで
中国の景気減速が意識され、取引開始直後はマイナス圏を推移する場面
もみられました。

 

ただその後のイエレン財務長官が「中国の景気減速が世界中に波及する
リスクはあるものの、米国のリセッション(景気後退)は想定していない」
と発言。

 

また同氏は「労働市場は非常に力強く、働き盛りの人の労働市場参入を
後押ししており、市場の過熱がある程度和らいでいる」と指摘。

 

これを受けて取引中盤から終盤にかけて3指数ともに上げ幅を拡大する動き
がみられました。

 

個別銘柄ではインテルをはじめラムリサーチやKLAなど半導体関連が
上昇。

テスラも続伸し、年初来高値を更新。

 

先週決算を発表し、売上利益ともに予想を上回る内容となったJPモルガン
なども上昇しています。

 

一方で通信大手のベライゾンはウォールストリートジャーナルの報道で
有毒な鉛を使用したケーブルを全米に残し、環境面や人的被害の点で
懸念されており8日続落、▲15%超の下落となりました。

 

同業のAT&Tも同様に下落しているほか、EVの価格競争でテスラの値下げ
に対抗してフォードも人気車種であるピックアップトラック「F150」の
EVモデルを最大17%値下げする値下げを発表したことで同社株は▲6%弱の
下落となりました。

 

 

◆米国のリセッション確率20%へ低下

 

ゴールドマンサックスのエコノミストは今月に入り、米国が向こう1年間
の間にリセッション(景気後退)する確率は20%に低下したと発表。

 

低下した理由として「インフレを容認できる水準に押し下げるのに
リセッションを必要としないという当社の確信が最近のデータで強まった
」と述べています。

 

ゴールドマンサックスはことし3月のシリコンバレーバンク破たんの
ときにはリセッション確率を35%としていましたが、先月6月の米
債務上限問題クリアとなったタイミングで25%に修正。

 

そして今回20%へと修正しています。

 

中国では4-6月期のGDPが予想を下回る結果となりましたが、その分
追加の景気刺激策へのリクエストも強まりやすい公算で、日本において
は最大の貿易相手国2トップがリセッションに陥る可能性が低いと
いう見方が強まれば株価上昇の追い風となります。

 

足元で警戒材料としては米国企業の決算発表ですが、アナリストの
多くは今4―6月期のS&P500採用企業の多くで減益の見通しとしている
ものの足元のインフレ指標の鈍化を受けて楽観的にみている参加者が
多くインフレコストをいずれ吸収していければ早晩増益に転じるという
見方もあり、今回の決算発表を機に大きく売られるような展開はいまの
ところ可能性は低いのではとみています。

 

ただそれでも決算後の株価の反応は日米ともに良ければ買われ、悪ければ
売られるという展開になりやすいため、国内でも3月期決算企業を中心に
早いところは今月末より決算発表がスタートしていきますので大きな
下落リスクに巻き込まれないよう持ち高を調整するなどした立ち回り方
をしていくのが良いと思います。

 

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