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REPORTレポート

◆日経平均はもう一段高するためのフラッグを形成中

2023.08.30 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 32,226.97 +56.98
TOPIX 2,303.41 +3.60
マザーズ 764.79 +16.74
NYダウ 34,852.67 +292.69
ナスダック総合 13,943.76 +238.63
S&P500指数 4,497.63 +64.32

 

きのうの米国市場は米長期金利が4.1%まで低下したことを受けて、
3指数揃って3日続伸上昇となりました。

 

きのう発表された7月のJOLTS(米雇用動態調査)では、求人件数が
882.7万件となり、前月も958.2万件から916.5万件へと下方修正され、
求人件数のモメンタムが弱まりました。

 

また8月のコンファレンスボード(消費者信頼感指数)も予想116.1に
対して106.1と下回って大幅に悪化したことから年内の利上げ継続
観測が後退。

 

これらの弱い経済指標を受けて米長期金利が急低下したことから、
ハイテク株中心に買いが広がる展開となりました。

 

個別銘柄では、金利の低下で割高感が薄れた主要ハイテク株が上昇し、
ナスダックをけん引。

 

テスラが7%超の大幅高となったほか、先日の米中半導体貿易協議が
好感されエヌビディアやAMD、ブロードコム、アプライド・マテリアルズ、
ラムリサーチなど半導体関連株も上昇。
半導体指数のSOXは2.6%高と大きく上昇しています。

 

一方で売られる銘柄は指してありませんでしたが、1ドルショップの
ダラーツリーが直近の決算でコスト高による利益圧迫で下方修正した
ことが嫌気され売られたことで、同業のダラーゼネラルも決算を
31日に控えていることから持ち高調整の売りに押されて下落。

 

エネルギー関連のシェブロンは同社の豪州液化天然ガス(LNG)の輸出用
プラントで9月7日にもストライキ開始の可能性があるとの報道から▲1%
程度の下落となりました。

 

 

◆日経平均はもう一段高するためのフラッグを形成中

 

機能の米市場はバッドニュースがグッドニュースとなり、ひっ迫している
労働市場に弱い経済指標が出たことで、本来ならばネガティブなニュース
ですが、いまは金利が高止まりしており、FRBも年内あと1回利上げを
やるかどうかわからない状況での経済指標の悪化はむしろマーケットに
とってプラスの材料となりました。

 

ポイントは今週は経済指標イベントが多いため、買いが継続するかどうか
です。

 

今晩は8月のADP雇用統計が予定されており、4-6月期のGDP改定値も
発表されます。またドイツでも8月のCPI(消費者物価指数)の公表も
控えています。

 

翌31日にはFRBが物価指標としてデータを取っている7月の米PCEが
公表となります。

 

今のところPCEの前年同月比予想は3.3%と前回6月のの3.0%から
0.3ポイント上昇する見込みとなっており、予想通りに上昇となれば
インフレ再燃が警戒され金利は上昇、株価下落へとつながる可能性が
あります。

 

また週末には8月の米雇用統計が控えており、こちらの予想は16.8万人増と
前月の18.7万人増から減少する見込みとなっています。

 

予想ベースでは物価は上昇、労働市場は減速という見通しとなっており、
好悪材料入り混じる展開です。

 

ただ日経平均株価を考察すると、これらすべてのイベントでの乱高下は
あまり気にすることなく、もう一段高するための下準備の状態にあると
みています。

 

(日経平均株価・日足チャート)

 

まず近視眼的に見ると分かりづらいのですが、日経平均株価は7月初旬に
33762円の高値を付けて、徐々に高値を切り下げながら下降トレンドに
入っているように見えるのですが、もう少し大局的に見ると、見え方が
変わります。

 

上図丸で囲ったところをみると相場が大きく上昇する際に示現するフラッグ
パターンを形成しており、フラッグというのはその名の通り「旗」の
形に似てるためこう呼ばれます。

 

このフラッグが示現するとフラッグ内で調整後、いずれか上抜けして
その後、もう一段高していきます。

 

 

よって、8月、9月は例年相場が荒れやすいときですが、安くなったところは
欣喜雀躍し、積極的に買い向かうスタンスで良いと思います。

 

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