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REPORTレポート

◆イベント無事通過で日本株上昇

2023.09.14 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 32,706.52 -69.85
TOPIX 2,378.64 -1.27
マザーズ 737.54 -1.02
NYダウ 34,575.53 -70.46
ナスダック総合 13,813.59 +39.98
S&P500指数 4,467.44 +5.54

 

きのうの米国市場はCPIの発表を受けてダウは下落、ナスダックは上昇
と指数まちまちの展開となりました。

 

朝方発表された8月の米CPI(消費者物価指数)は以下となりました。

 

・米・8月消費者物価指数:前年同月比+3.7%(予想:+3.6%、7月:+3.2%)
・米・8月消費者物価指数:前月比+0.6%(予想:+0.6%、7月:+0.2%)
・米・8月消費者物価コア指数:前年同月比+4.3%(予想:+4.3%、7月:+4.7%)
・米・8月消費者物価コア指数:前月比+0.3%(予想:+0.2%、7月:+0.2%)

 

まず、CPIは前年同月比が3.7%の上昇と前月の3.2%から伸びが加速し、
市場予想の3.6%も上回りました。
次いで価格変動の大きいい食品とエネルギーを除くコアは前年比4.3%の
上昇と前月の4.7%からは減速し市場予想とも一致。

 

ただ前月比では0.3%上昇と前月&予想の0.2%よりも上昇とやや上振れた
結果となりました。

 

(8月米CPI 項目)

 

発表前までは警戒されていたCPIですが、項目別で見るとこれまでなかなか
下がらなかったサービス価格や帰属家賃、そして教育費などが低下し始めており、
個人的には数字以上にインフレの低下がみられる良好な結果だったとみています。

 

CPIの結果を受けて米長期金利は4.3%から4.2%台半ばまで低下、金利に
敏感なハイテク株を中心に買われナスダックは上昇となりました。

 

個別銘柄では、中国の景気低迷を理由に先行きの見通しを引き下げた
工業・事務用品のスリーエムが▲6%弱の大幅安となったほか、中国での
収益シェアの大きい重機のキャタピラーも売られ、この2銘柄でダウ指数を
80ドル近く押し下げたことがダウ下げの要因となりました。

 

主要ハイテク株は概ね堅調でアマゾン、テスラ、マイクロソフト、メタ、
グーグルが買われ、エヌビディアやAMDなどの半導体株も上昇。

 

冬場の感染症の流行期に備え米CDC(疾病対策センター)が最新のコロナ
ワクチンを接種するよう推奨したことからモデルナ、予防接種施設として
利用される薬局チェーンのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスが
買われました。

 

 

◆イベント無事通過で日本株上昇

 

先日より今回のCPIの発表は大きくマーケットを動かす材料にはならない
とお伝えしていたように米市場は3指数ともに終始前日終値を挟んだ
小幅な値動きとなりました。

 

日本市場も前日は過去のCPI発表後から大きく値が動いたことへの恐怖
や警戒感から持ち高調整で日経平均は値幅は大きくありませんが上へ
下への大騒ぎした格好となりましたが、予想とほぼ一致したCPI、さらに
中身はサービス価格を中心としたこれまで下がりにくかった項目の
物価が下がり出したことを好感して安心買いが広がるものとみています。

 

ただ原油価格が足元でははじりじりと上昇基調が続いていて、1バレル=
88ドル台まで上昇。

 

サウジを中心とした産油国の自主減産延長に加え、冬場に向かい暖房など
の利用増で世界的な需要拡大が見込まれていることが背景にあります。

 

一方で中国の経済回復の遅れも指摘されており、中国での原油需要が
大きく膨らまなければ1バレル=100ドルといったような上昇にもならず、
インフレにおいて理想的な展開となります。

 

来週開かれるFOMCでは追加利上げはなしということがほぼ決定して
いますので、これも安心材料となり日経平均株価は早ければ今週、
来週には再び33000円台に乗せる場面もあるとみています。

 

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