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REPORTレポート

◆9月は利上げなしだが、パウエル議長発言に注目

2023.09.19 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 33,533.09 +364.99
TOPIX 2,428.38 +22.81
マザーズ 739.90 -1.14
NYダウ 34,624.30 +6.06
ナスダック総合 13,710.24 +1.90
S&P500指数 4,453.53 +3.21

 

週明けの米国市場はFOMCを控え、3指数揃って前週末の終値を挟んだ
様子見ムードの強い一日となりました。

 

週末は原油価格が上昇し、1バレル=90ドル台に乗せてきたことから
インフレへの警戒感が強まり、加えて週末発表された9月のNY連銀
製造業景況指数が予想‐10.0に対して1.9と大幅に上回ったことから
景況感の強さも意識され金利が上昇し3指数下落となっていました。

 

週明けはその下落も落ち着きましたが、重要イベントのFOMCを前に
積極的な商いは手控えらる展開でした。

 

個別銘柄では、原油高を手掛かりにエクソンモービルやシュブロン
などのエネルギー関連株が上昇したほか、先週アップル発表した新製品
iPhone15の需要が底堅いとの見方から反発。

 

また先週末はTSMCによる半導体の需要低迷懸念で半導体関連銘柄が
広範囲に売られましたが、この日はラムリサーチ、アプライド・マテリ
アルズ、マイクロン・テクノロジーやAMDなどの半導体関連は反発となっています。

 

一方、医薬品のモデルナが▲9%と大きく下落し、インフレによるホリデー
商戦への不透明感からアパレルのGAP、百貨店のコールズ、小売の
ターゲットなどが下げ、相場の重石となりました。

 

 

◆9月は利上げなしだが、パウエル議長発言に注目

 

日本時間で明日の夜中3時にFOMCでの政策金利発表が行われますが、
今回は利上げなしというのが市場のコンセンサスとなっています。

 

ただし、市場が注目しているのは金利発表後に行われるパウエルFRB
議長の会見です。

 

今回は四半期に一度のFOMCメンバーによる金利見通しの公表がありますので
足元の経済指標や原油価格を鑑みたうえでタカ派寄りの修正があるかどうか
に注目が集まります。

 

市場では来年の前半には利下げを期待していますが、FRBがそれに呼応して
くれるかどうかが注目で、仮に来年はまだ利下げをできる状況にない、
または来年後半になって利下げというような市場の期待とは裏腹にタカ派
の内容となれば、失望から株安へとつながるリスクがあります。

 

(6月FOMC時点のドットチャート)

 

こちらはドットチャートと言って、6月に行われたFOMCでのFOMC投票メンバー
による金利見通しの多数決結果をプロットしたものです。

 

ことしは5.5%の金利見通しから来年は4.25%の金利見通しに引き下がる
だろうとFRBはみていることを意味します。

 

しかし、これはあくまでも6月時点の結果であり、ここから今回の結果が
どう変化するかが重要であり、相対的にドットチャートが引き上がる
ようなことがあればマーケットにはマイナス、引き下がればプラス
材料ということになると思われます。

 

日本市場も連休を挟み、週末米市場が下落したこともあって朝は
下げてのスタートとなるかと思いますが、その下落一巡後はFOMCを控えて
様子見ムードの強い一日となるものと思われます。

 

 

※本日の経済キーワード※

 

【ニューヨーク連銀製造業景況指数】

 

米国の地区連邦銀行のひとつであるニューヨーク連邦銀行が発表する
ニューヨーク地区の製造業の景況感を示す経済指標。

 

景況指数はアンケート調査の結果を指数化した指標で、なかでも製造業
景況指数は今後の景気動向を占う「先行指標」とされています。

 

こうした中、ニューヨーク連銀製造業景気指数は、基本的に毎月15日に
発表され、フィラデルフィア連銀製造業景況指数、ISM製造業・
非製造業景気指数など他の景況指数より発表が早いため、他指数の
予測をするのに用いられます。

 

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