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REPORTレポート

◆政府閉鎖回避、11月中旬までのつなぎ予算で

2023.10.02 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 31,857.62 -14.90
TOPIX 2,323.39 -22.12
マザーズ 729.64 +4.35
NYダウ 33,507.50 -158.84
ナスダック総合 13,219.32 +18.05
S&P500指数 4,288.05 -11.65

 

先週末の米国市場はダウが反落、ナスダックは小幅続伸と指数まちまち
の展開となりました。

 

週末に発表された8月のPCE(個人消費支出)は総合、コアともに
前月比の予想を下回る結果となり、これが好感されて上昇からのスタート
となりました。

 

しかし中盤からUAW(全米自動車労組)がストライキの拡大を示唆したことや、
米下院がつなぎ予算を反対多数で否決したことから政府機関の閉鎖は不可避との
見方が強まったことでセンチメントが悪化し、徐々に値を消す動きとなりました。

 

個別銘柄では、ナイキが発表した決算で利益が市場予想を上回ったことで+6%超
の大幅高。

 

ダウ採用銘柄のドラッグストアのウォルグリーンは幹部人事への期待から
大幅上昇。化学のダウインクや航空機のボーイング、工業品のスリーエムなどの
景気敏感株も堅調でした。

 

また決算で目先の見通しは厳しいとの内容を示して売られていた半導体の
マイクロン・テクノロジーが反発したことでASML、インテル、エヌビディアなど
その他半導体関連もしっかりとした動きでした。

 

一方でバフェット率いるバークシャーが持ち株比率を減らしているということ
でPCメーカーの大手、ヒューレットパッカードが続落。
ストライキ拡大への警戒感からフォードやGMも売られる展開となっています。

 

 

◆政府閉鎖回避、11月中旬までのつなぎ予算で

 

債務上限問題と同様に政争の具とされてきた新年度の会計予算を巡る
政府閉鎖は無事回避となりました。

 

米議会は30日、政府機関の閉鎖を回避するため11月17日までの
つなぎ予算案を可決、つなぎ予算案は10月1日午前0時期限を数時間後に
控えて上下両院で可決されました。

 

投票結果を見てみると

下院での採決結果は賛成335票、反対91票。民主党議員209人、共和党議員
126人が賛成票を投じ、上院でも賛成88票、反対9票と圧倒的に超党派での
つなぎ予算案賛成が多く、可決されています。

 

この結果から鑑みるに議会で揉めて政府閉鎖による多くの雇用、インフレ、
何より米国への信頼失墜という悪影響を招くよりも折衷案で可決に進めた方が
賢明と判断した議員が多かったかが分かります。

 

足元でPCE、そして政府閉鎖懸念という二つの大きなイベントが株価の
不透明要因となっており、重しとなっていましたがどちらも最高の形で
無事クリアすることが出来ました。

 

よってもちろんこれは日本株にとっても追い風です。

 

今月下旬から3月決算企業の中間決算の発表が日本でもスタートしますが、
外需関連を中心に円安による為替差益で大幅な上方修正が期待できます。

 

そのためこれを期待した買いが下支えとなり、日経平均株価は
32000円回復し月内には再び33000円をトライしてくるとみています。

 

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