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REPORTレポート

◆中東情勢緊迫化で様子見姿勢、だが買い

2023.10.16 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 32,315.99 -178.67
TOPIX 2,308.75 -33.74
マザーズ 683.24 -25.39
NYダウ 33,670.29 +39.15
ナスダック総合 13,407.23 -166.98
S&P500指数 4,327.78 -21.83

 

先週末の米国市場は、ダウは小動き、ナスダックは1%超の下げと
指数まちまちの展開となりました。

 

先週よりスタートした米国での金融株の決算発表で好決算を発表された
ことを受けてダウは上昇からのスタートとなりましたが、引き続き
中東地域の緊張の高まりが続いていることから徐々に上昇分を消す動き
となりました。

 

また10月のミシガン大学消費者態度指数が予想67.2に対して、63.0と
予想以上に悪化、これ自体はバッドニュースはグッドニュースと捉えられ
やすい地合いとなっていますが、米消費者態度指数と同時に発表された
1年先の期待インフレ率が予想以上に上昇したことや中東情勢の不透明感
から原油相場が急騰したことでインフレ懸念が再燃し、ナスダックを中心
に売り込まれました。

(ミシガン大学消費者態度指数とS&P500の推移)

 

個別銘柄では好決算を発表したJPモルガンやユナイテッドヘルスが
上昇したことでダウ指数をけん引。

 

原油価格が上昇したことでエネルギー関連のシェブロン、エクソンモービル
などが上昇しています。

 

一方で、AMDやエヌビディア、KLA、ASMLなどの半導体が軒並み
売られたことに加えてテスラやアップル、マイクロソフト、アマゾン、
メタ、グーグルなど主要ハイテク株も総じて値を下げたことでナスダック
の重石となりました。

 

 

◆中東情勢緊迫化で様子見姿勢、だが買い

 

今月7日から始まったハマス・イスラエルの紛争ですが、その後も
イスラエルのガザへの侵攻が続いており、緊迫化と不透明要因が市場
では横たわる状況です。

 

特にイスラエルと犬猿の仲であるイランの外相は「イスラエルによる
ガザ地区での残虐行為が続くようであれば傍観者のままでいることは
出来ない」とコメント。

 

またイランと関係が近く、レバノン南部を拠点とするイスラム教シーア派
組織ヒズボラの戦闘員はすでにイスラエル軍の駐屯地などの攻撃を
開始しており、拡大傾向にあることは否めません。

 

ただし、ロシアウクライナ戦争に見るように戦争は続いているものの
それをリスクとして捉える時間というものは限られていることから
不透明要因で下げたタイミングは買いで良いと考えています。

 

イスラエルが地上戦を激化させる前に避難勧告を出したうえで攻撃を
していることもあって、ガザからは100万人以上の市民は避難しており、
メディアでは拡大懸念が報道されているものの、ヒズボラの参戦まで
でイランの参戦まではないとみています。

 

今週は米市場が下げたこともあって、大幅安でのスタートとなると
思われますが、来週まで時間が経過すると徐々にまた相場の雰囲気も
変わってくるとみています。

 

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