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REPORTレポート

◆中東リスクと金利低下が見直し買いのカギ

2023.10.23 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 31,259.36 -171.26
TOPIX 2,255.65 -8.51
マザーズ 657.30 -2.21
NYダウ 33,127.28 -286.89
ナスダック総合 12,983.81 -202.37
S&P500指数 4,224.16 -53.84

 

先週末の米国市場は中東情勢が引き続き重しとなり3指数揃って続落
となりました。

 

中東では衝突が続いていることに加えて、FRBによる金融引き締めの
長期化観測も足かせとなっており、週末はアトランタ連銀のボスティック
総裁が「利下げは2024年後半以降になる」との見方を示したほか、
クリーブランド連銀のメスター総裁も「年内あと1回の利上げが適切」
とのコメントを発信しており、米長期金利は4.9%台半ばの高い水準
で推移。

 

リスクオフから3指数下落となりました。

 

個別銘柄ではがん分野で第一三共と提携した製薬のメルクが上昇。

 

好調な決算を発表したタバコのフィリップモリスも買い優勢で推移し、
ジョンソン&ジョンソンやコカコーラ、ドラッグストア大手のウォル
グリーンなどのディフェンシブ銘柄の一角が堅調な展開でした。

 

一方、決算で売上利益ともに予想を上回ったクレジットカードのアメリカン
・エクスプレスは利上げにより、ローン返済が滞りそうな顧客の懸念が
があることから▲5%超の下落。

 

値下げの影響で売上利益ともに予想を下回ったテスラが続落したほか、
ほかのアマゾンやアップル、マイクロソフトなど主要ハイテク株も
金利上昇が重しとなり下落しています。

 

 

 

◆中東リスクと金利低下が見直し買いのカギ

 

先週から同じことの繰り返しとなりますが、マーケットのセンチメント
は中東情勢の鎮静化による原油価格の下落、これをきっかけとして
金利が低下することが必要です。

 

ウクライナとロシアの戦争も当初は同じく、ロシアとウクライナの戦争
からNATO(北大西洋条約機構)の加盟国も参加しての大戦争に発展
するのでは?という警戒感が出て、大きく下落しました。

 

メディアも最悪な事態を想定した報道をした方がリーチが稼げるため
そのような報道になりがちで、今回もイスラム教シーア派の武装組織
ヒズボラの参戦やイランの参戦しての第5次中東戦争の始まりなどの
報道が目立ちます。

 

一番は鎮静化ですが、仮に長期化した場合でもいまのウクライナ対
ロシアの戦争が物語っているようにいまの相場でこの2国の地政学
リスクで相場が揺れることはありません。

 

喉元過ぎれば熱さを忘れるではないですが、徐々にリスクが限定的で
あることが敷衍していけば、今回の地政学リスクによる相場の揺れ
というものも徐々に落ち着いてくるものとみています。

 

鎮静化もしくは時間的な経過による影響度の濃さが薄れることが
相場正常化のカギとなります。

 

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