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REPORTレポート

◆S&P500企業118社のうち81%が市場予想を上回る結果

2023.10.25 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 31,062.35 +62.80
TOPIX 2,240.73 +1.92
マザーズ 651.09 +15.69
NYダウ 33,141.38 +204.97
ナスダック総合 13,139.87 +121.55
S&P500指数 4,247.68 +30.64

 

きのうの米国市場は決算8っ票をきっかけに3指数揃って上昇、ナスダック
は2日続伸となりました。

 

7-9活期決算が本格化してきている米国市場では、24日に決算を迎えた
通信のベライゾンは減収減益だったものの、注目度の高いポストペイド
(後払い)の契約者数が10万の純増と市場予想以上に増えたことから9%
の大幅高。

 

さらに工業製品・事務用品のスリーエムも前年同期比で減収となり、
最終損益は赤字に転落したものの12月期通期の特別項目を除く1株利益は
市場予想を上回る見通しとなったことから5%超の上昇。

 

コカ・コーラは値上げをしたことで市場予想を上回る増収増益を確保し、
増収率と1株利益の伸び率ともに従来予想を引き上げたことで3%弱の
上昇となりました。

 

金利が4.8%台で高止まりしていることもあり、決算に投資家の関心が
向かいやすく、市場予想を上回る内容を発表したところには素直に買いが
入る展開となりました。

 

S&P業種別指数はエネルギーを除く10業種が上昇し、その他の個別銘柄では
好決算を手掛かりに防衛のRTX(旧レイセオン)や鉄鋼のニューコア、
ゼネラル・エレクトリックなども大幅高となり、化学のダウインクなども
決算が好感され上昇しました。

 

仮想通貨(暗号資産)のビットコインの騰勢が強まり、マラソン・デジタル
や、コインベースなどの関連銘柄が大幅高で続伸。
エヌビディアやAMD、インンテルなどの半導体株もしっかりとした展開
となっています。

 

 

◆S&P500企業118社のうち81%が市場予想を上回る結果

 

S&P500の500社のうち118社が前日までに決算発表を行っていますが、
いまのところ8割の企業が市場予想を上回る決算内容を発表しており、
まだS&P500採用企業の5分の1程度ではありますが、好調な結果となって
きています。

 

今週は25日に航空機のボーイング、メタ、26日にアマゾン、インテルが
決算発表を行います。

 

今朝がた取引終了後に決算を発表しているアルファベットは売上高は
市場予想を上回る結果となったもののクラウド部門の売上成長率が
前年同期比で鈍化したことを受けて時間外取引で▲6%の下落。

 

一方でマイクロソフトは人工知能サービスの利用を期待する顧客に
よって成長し、すべてのセグメントで予想を上回ったことから時間外で
4%の上昇となっており、ハイテク株の中でも良し悪し分かれる展開
となっています。

 

S&P500の中でも超大型株にあたるアップルとマイクロソフト、アマゾン、
アルファベット、エヌビディアだけで同指数の時価総額全体の約4分の1を
占めており、指数へのインパクトも大きくなります。

 

市場予想を上回る強い内容となれば、金利上昇局面でも利益が上がることで
株価が割高から妥当、または大幅なサプライズがあれば割安となってきます。

 

目先は中東情勢に加えて来月前半まで米企業の決算発表が続き、11月から
の相場はこの決算結果を加味した値動きとなってきます。

 

国内では5兆円規模の経済対策が検討されており、先日お伝えした
ように一時的な4万円の所得税減税、低所得世帯に7万円を給付する
案が浮上しています。

 

複数年にまたがった恒久的な所得税減税ではなく、一時的な減税と
なるため、効果は一時的ではあるものの円安による食品や日用品の
値上げで国民の消費負担が軽減されることはポジティブ材料です。

 

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