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REPORTレポート

◆米国は年内利上げなし、来年5月から利下げへ

2023.11.06 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 31,949.89 +348.24
TOPIX 2,322.39 +11.71
グロース 663.86 +21.80
NYダウ 34,061.32 +222.24
ナスダック総合 13,478.28 +184.09
S&P500指数 4,358.34 +40.56

 

先週末の米国市場は、雇用統計の結果を受けて金利が低下したことから
ハイテク株中心に買いが広がり、ダウは5日続伸、ナスダックは6日続伸
となりました。

 

朝方発表された10月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数、失業率ともに
予想よりも鈍化し、平均時給の伸びも前月から抑えられました。

 

さらに10月のISM非製造業景況感指数が5カ月ぶりの低水準となったことで
利上げが終了するとの観測が強まり、米長期金利が低下。
バッドニュースはグッドニュースで株高の支援材料となりました。

 

ダウは5日続伸となり、先週1週間の上げ幅は1600ドルを越え、ナスダック
も1週間では昨年11月第2週以来の大幅高となっています。

 

個別銘柄では、金利低下を好感して不動産株や住宅建設株、自動車株が
買われ、債券価格の上昇で財務悪化への過度の懸念が後退しUSバンコープ
をはじめとした各地銀株が大幅高。

 

ゴールドマン・サックスは4%超の上昇となり、1銘柄でダウを90ドル
押し上げました。

 

加えてAMDやエヌビディアなどの半導体株の上昇が目立ったことで半導体指数
SOXは2.5%超の大幅高。

 

一方、冴えない見通しが嫌気されたアップルが軟調な展開となるも、クック
CEOが「中国でのiPhone販売は好調」とコメントしたことからピンドゥや
アリババ、JDコムなど中華系ECサイトは好調となりました。

 

 

◆米国は年内利上げなし、来年5月から利下げへ

 

先週の雇用統計では雇用者数が予想18.0万人に対して15.0万人、失業率も
3.8%予想に対して0.1ポイント高い3.9%となり、平均時給の伸びも
前月比0.3%の予想に対して0.2%と総じて予想よりも鈍化する結果と
なりました。

 

金利低下を受けて今後の市場の政策金利見通しも大きく変化がみられてきています。

 

(市場の政策金利見通し)

 

まず年内の追加利上げの可能性は95.4%なくなり、これまでは来年6月から
利下げに転じる確率がもっとも高い状態でしたが、今回の雇用統計の結果を
受けて来年5月から利下げするとの見方に早まってきました。

 

もちろんこの確率数値は日々細かく変化していくため5月から利下げが行われる
とは言い切れませんが、市場参加者のセンチメントをポジティブにさせる要因
であることは間違いありません。

 

日本は3連休ということもあって先物市場も休場でしたが、シカゴの日経先物は
雇用統計を受けて一時32825円まで上昇し、木曜日の日経平均から1000円近く
上昇しているため、週初のスタートは大幅高が期待できます。

 

さらに国内では企業決算が今月半ばに向けてラッシュとなりますので、上方修正、
自社株買いなど好材料が加わることで今週は再び33000円を越えてくる可能性も
十分にあるとみています。

 

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