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REPORTレポート

◆日本株はグロース銘柄復調の時代へ

2023.11.08 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 32,271.82 -436.66
TOPIX 2,332.91 -27.55
グロース 693.00 +0.06
NYダウ 34,152.60 +56.74
ナスダック総合 13,639.86 +121.08
S&P500指数 4,378.38 +12.40

 

きのうの米国市場は金利低下が支援材料となり、3指数揃って続伸し、
ダウは7日続伸、ナスダックは2年ぶりに8日続伸となりました。

 

FOMCを終えて、書く連銀総裁のコメントやインタビューが再び
増えることになりますが、きのうはシカゴ連銀のグールズビー総裁
は「政策金利をどこまで引き上げるかではなく、今後はいまの水準を
いつまで長く維持するかの議論に変わってくるだろう」とコメント。

 

これを受けて、利上げの打ち止め感が強まり、米長期金利は再び
4.5%台へと低下したことで、金利に敏感なハイテク株を中心に買いが
入る展開となりました。

 

一方でミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は必要となれば追加利上げを
検討する姿勢を示しており、今週はパウエル議長の発言もあることから
マーケットはタカ派政策の中でのハト派意見を期待している動きと
なっています。

 

個別銘柄ではセキュリティソフトのクラウドストライクが3%の上昇で
年初来高値を更新。

 

また7日に第4四半期決算を発表した住宅建設のDRホートンは住宅ローン
金利が20年ぶりの高水準となったことで住宅需要が減少し、減益と
なったものの、市場の予想よりも減益幅は小さかったことで上昇。

 

その他インテル、AMD、エヌビディア、ラムリサーチなどの半導体も
買われたほか、ナイキやウォルマート、コカ・コーラ、ペプシコ
など小売りも好調でした。

 

一方で原油相場の急落を受けてシェブブロンやエクソンモービルなど
エネルギー株が軒並み安となり、科学のダウ・インクや重機のキャタピラー
、ボーイングなどの景気敏感株が下げ、アムジェンや、メルクなどの
医薬品株も軟調でした。

 

 

◆日本株はグロース銘柄復調の時代へ

 

今年に入り日経平均株価は年初25000円台だったところから7月には
34000円手前まで大きく上昇しTOPIXもほぼ同じパフォーマンスと
なっています。

 

しかしながら新興企業の多いグロース市場においては6月をピークに
下落トレンド入りし、日経平均株価やTOPIXが年初から20%以上、
上昇している中でマイナスのパフォーマンスとなっています。

 

(日経平均株価、TOPIX、グロース指数の年初来パフォーマンス比較)

 

ボラティリティが大きいことから新興市場は個人投資家に人気ですが、
ことしはグロース市場ばかり物色していると日経平均やTOPIXに大きく
パフォーマンスで撒けてしまう展開となります。

 

しかしそういった個人投資家にとって足元明るい兆しが見えてきました。

 

(MT倍率・日足チャート)

 

上図はグロース指数÷TOPIXで計算した指数ですが、上に行けばグロース指数優位、
下に行くとTOPIX優位となります。

 

こちらも6月をピークにグロース指数はTOPIXに大きく負けているパフォーマンスと
なっていますが、足元では上値を抑えていたトレンドラインを突破する展開が
見えてきました。

 

まだまだ日足チャートで陽線一本分のブレイクしかないため、ここからトレンドが
変わるとは半信半疑というところですが、マクロ環境を鑑みれば、年末年始に
向けてグロース指数が息を吹き返す土壌は整いつつあるとみています。

 

大きくは2点です。

 

まず米国の利上げが千秋楽を迎えつつあり、これまで為替差益で恩恵を受けて
いた円安外需関連への物色が今後弱まっていき、次の投資先へ資金が
流れやすくなること。

 

2つ目は、日本では金融緩和が継続しており、為替の影響を受けにくい企業に
注目が集まりやすくなること。

(225先物とグロース先物)

 

実際にきのうの日本市場はグロース指数だけがプラスとなり、さらに米市場が
上昇する中、夜間の225先物とグロース先物の
パフォーマンスをみると、
グロース先物の方が1.3%上昇と225先物の倍以上の
上昇を果たしています。

 

これらの理由からグロース銘柄復調の転換期に入ってきているとみています。

 

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