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REPORTレポート

◆不透明要因払しょくで年末ラリーへ

2023.11.15 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 32,695.93 +110.82
TOPIX 2,345.29 +8.67
グロース 672.37 -5.69
NYダウ 34,827.70 +489.83
ナスダック総合 14,094.38 +326.64
S&P500指数 4,495.70 +84.15

 

きのうの米国市場は、朝方発表された10月のCPI(消費者物価指数)の伸び
鈍化が好感され、3指数揃って大幅高となりました。

 

取引開始前に発表された10月のCPIの伸びが総合、食品・エネルギーを除く
CPIコアともに前月比、そして前年同月比すべてにおいて小幅ながら予想を
下回る結果となり、インフレ鈍化が示されたことを受けて、金利が急低下。

 

金利低下を契機にプログラム売買(金利低下=株買い、金利上昇=株売り)
を中心に活況となり、幅広い銘柄に買いが入り、ダウ、ナスダックともに
上げ幅を拡大。

 

野党共和党のジョンソン下院議長が提示したつなぎ予算案に与党民主党
からの支持が増え、米政府機関閉鎖への懸念が後退したことも買いを
後押しする格好となりました。

 

その後、取引終了後に下院議会でのつなぎ予算案が可決となり、上院でも
与野党のトップが同案への支持を表明していることから政府閉鎖リスクは
回避されました。

 

個別銘柄では、金利低下により主力ハイテク株が軒並み高。
のテスラが大幅高で3日続伸となったほか、足元で売り込まれていた百貨店の
メイシーズ、コールズ、ノルドストロームが揃って8%以上の大幅反発。

 

半導体関連も上昇し、エヌビディアは10連騰で終値ベースの過去最高値を
更新しています。

 

一方、損害保険のトラベラーズや医療保険のユナイテッドヘルス、医薬品
のメルク、日用品のプロクター&ギャンブルなどのディフェンシブ銘柄が
軟調な展開となりました。

 

 

 

◆不透明要因払しょくで年末ラリーへ

 

今週の重要イベントでもあった10月の米CPIは前月から鈍化し、さらに
ギリギリまで政争の具として利用されるとみていたつなぎ予算案に
おいても、日本時間の今朝がた下院議会で可決されるなど不透明要因
が払しょくされました。

 

12月半ばにはことし最後のFOMCが開催されますが、追加利上げのリスクは
今回のCPIの結果を受けて霧消したと言って良いと思います。

 

(政策金利見通し)

 

市場が予想する12月のFOMCでの政策金利見通しでは97.6%が現状維持。
そして2.4%が0.25%の利下げと予想されていて、逆に利上げの予想は
前日まで14.5%あった確率は0%となりました。

 

これで年末ラリーの素地が整ったと言っても過言ではなく、米金利低下の
恩恵を受けて本日の日経平均株価も大幅高となる公算が高いと思われます。

 

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