REPORTレポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価　休場
TOPIX　休場
グロース　休場
NYダウ　休場
ナスダック総合　休場
S&P500指数　休場

きのうの米国市場は日本と同様に感謝祭の祝日で休場でした。

前日（22日）の値動きは以下です。

NYダウ　35,273.03 +184.74
ナスダック総合　14,265.86 +65.88
S&P500指数　4,556.62 +18.43

祝日前の米国市場はFRBによる追加利上げ観測が後退したことから
3指数揃って反発となりました。

18日の週の新規失業保険申請件数は予想22.6万件に対して20.9万件と
下回り、労働環境の強さを示した一方で、10月の耐久財受注は前月比で
▲5.4％と予想の▲3.1％を下回る結果となり、経済指標はまちまち。

景気が減速しつつも一定の底堅さを保ち米経済のソフトランディング
への期待が高まっていることもあって米長期金利は4.3％台前半まで
低下したことを受けて、米株市場は反発となりました。

個別銘柄ではマイクロソフトやアマゾンが買われたほか、工業製品・
事務用品のスリーエムやホームセンターのホームデポ、ナイキなど
幅広い銘柄が買われ、半導体関連の英国アーム、AMDもしっかり。

一方で決算を発表したエヌビディアは事前の期待値も高かったため
か▲2.5％弱の下落となり、ダウ採用銘柄のキャタピラーや
ドラッグストア大手のウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスは
売られています。

◆225先物は33710円まで上昇し再度年高を試す

日本も勤労感謝の日による祝日でしたが、その前日に、225先物
のナイトセッションでは33710円で取引を終えており、22日の
日経平均から250円以上高い位置となります。

今月20日に日経平均株価は33853円の年初来高値を33年ぶりに更新
しましたが、早くも再度年高更新の可能性が出てきています。

（日経平均株価・日足チャート）

目先の日経平均株価の展開としては夏場以降、上げ下げを繰り返して
きており、この流れに沿っていったん下落調整を迎えたのちに年末に
向けて35000円を目指す展開、

または米国の利上げ打ち止め期待が強い下支え要因となり、大きな
調整も見られずしばらく横ばいで推移した後、年末に向けて一段高の
上昇で同じく35000円を目指す展開になっていくのではとみています。

この2つのシナリオの確度は5分5分であり、いったん下げることも
想定し、利益が乗っているものは一部利確をし、下げた際に安いところ
を再び仕込める余裕も持ちつつ、下げないこともあるのである程度持ち高
も残しつつ年末高を期待するスタンスが精神的にストレスのない立ち回り方
になると考えています。

※本日の経済キーワード※

【耐久財受注】

米国内における企業の耐久財の新規受注額を集計した経済指標の1つ。
耐久財とは、自動車や家具、航空機など耐久年数3年以上の消費財を指す。

米国の商務省が毎月下旬に前月分を発表し、民間設備投資の先行指数
として注目される。

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