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REPORTレポート

◆インフレ鈍化で上昇も、上値の重い展開

2023.12.25 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 33,169.05 +28.58
TOPIX 2,336.43 +10.45
グロース 677.74 -2.38
NYダウ 37,385.97 -18.38
ナスダック総合 14,992.97 +29.11
S&P500指数 4,754.63 +7.88

 

先週末の米国市場はクリスマス前で薄商いの中、3指数前日終値を挟んでの
小幅な動きとなりました。

 

注目指標の11月のPCEデフレーター(個人消費支出)は総合指数も食品と
エネルギーを除くコア指数もともに前月比、前年同月比で予想を下回る結果
となり、インフレの鈍化が継続していることが確認された一方で、11月の
耐久財受注は予想を上回る伸びを示しましたが、11月の新築住宅販売件数は
年率換算で予想を下回る結果になるなど、その他の経済指標はまちまちと
なりました。

 

これが景気のソフトランディング期待へとつながり、ダウは小幅に下落した
ものの、ナスダックとS&P500は小幅続伸しました。

 

またこの日は3連休を控えて商いは低調で、全体として小動き。
週間では3指数とも8週連続上昇となりました。

 

個別銘柄ではインテル、アムジェン、メルク、ウォルマート、IBMなどが
上昇しダウをけん引。

 

ソフトランディング期待からアルミ大手アルコアやサザンカッパーなど資源株
も上昇。

 

一方で、通期の売上高見通しを下方修正したナイキが▲12%と急落し、1銘柄で
ダウを95ドルほど押し下げ。

 

靴メーカーのスケッチャーズやクロックス、靴小売店チェーンのフットロッカー
などにも売りが波及しました。

 

その他、ウォルトディズニーやボーイング、アップルなども軟調でした。

 

 

 

 

◆インフレ鈍化で上昇も、上値の重い展開

 

先週末に発表されたFRBが注目するPCEデフレーターは、鈍化の兆候を見せマーケット
にとってはプラス材料としての結果となりました。

 

一方で為替相場ではインフレ鈍化期待が高まるも、急激な円高に傾斜することもなく
ドル円は142円台半ばでの小幅な円高で留まる展開となりました。

 

ただ見方を変えればインフレ鈍化で円高が進行しなかった理由はクリスマス休暇
で市場参加者が少なくなってきているからとも考えられます。

 

そのため、日本株もイベント通過で上昇となりやすい一方で、海外勢などの主力の
参加者がお休みに入っている可能性が高く、今晩は欧米が休場ということもあって、
上昇後は一服しやすい展開になるとみています。

 

欧米ではクリスマスがお正月よりもイベントとしては大きいこともあり、日本と
違ってクリスマスのお祝いムードのまま、気づけばHappy New Yearを迎える
ということが多く、今週ことし最後の取引週となりますが全体的に薄商いと
なりやすくなります。

 

薄商いとなっても日本市場を取り巻く環境はまったく悪い材料がないため、逆に
この薄商いを利用して短期筋など一部のファンドが大量に売買をすれば動きやすい
相場でもあるため、年末高の期待はまだまだ残されていると思います。

 

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