TEL:03-6811-3246

10:00-19:00(土日祝も受付)
無料セミナーについて

REPORTレポート

◆米決算本格化、AI需要が引き続き伸びるかがカギ

2024.01.22 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【2月10日(土) マナカブ懇親会開催!】

お申込みフォーム(受講生限定)
↓↓↓
https://forms.gle/ScVrQJwac4H2rmGx9

 

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 35,963.27 +497.10
TOPIX 2,510.03 +17.94
グロース 692.20 +6.30
NYダウ 37,863.80 +395.19
ナスダック総合 15,310.97 +255.32
S&P500指数 4,839.81 +58.87

 

先週末の米国市場は大幅高となり、ダウ、S&P500が史上最高値を更新。
ナスダックも1.7%の上昇と3指数の中で最も大きな上昇となりました。

 

朝方発表された1月ミシガン大学消費者信態度指数速報値は、予想70.0を
大きく上回る78.8となったことから米長期金利が上昇し、株価を阻む
展開もみられましたが、引き続きAI向け需要への拡大期待から半導体関連や
ハイテク株への買いが主導し、相場をけん引。

 

(ミシガン大学消費者態度指数・速報値)

 

ダウは2週間ぶりに高値を更新となり、S&P500も約2年ぶりに高値更新となり
ました。

 

個別銘柄では半導体株が買われ、AI向け半導体トップのエヌビディアや
同業のAMDが上場来高値を更新した他、半導体製造装置のラムリサーチや
アプライド・マテリアルズなども大幅高。

マイクロフトが上場来高値を更新。

 

前日アナリストが目標株価を225ドルに引き上げたアップルは連日上昇し、
191ドルで取引終了。

好決算を発表した損害保険のトラベラーズやアナリストが投資判断を引き上げた
IBMなども上昇。

 

一方、ユナイテッドヘルスなどの医療保険株が続落。

飲料のコカコーラや日用品のプロクター&ギャンブルなどディフェンシブ銘柄の
一角も軟調で、アナリストが投資判断を引き下げたレンタカーのハーツは
大幅安で取引を終えました。

 

 

◆米決算本格化、AI需要が引き続き伸びるかがカギ

 

今週は主要企業決算が本格化します。

 

半導体関連ではテキサス・インスツルメンツやインテルが発表を予定しており、
先週は台湾のTSMCの好調な業績見通しや人工知能(AI)関連需要への期待を受け
半導体株は上昇となりましたが、他の半導体関連がこれに追随して明るい見通しを
出せるかが注目点です。

 

今週は10-12月期のGDP速報値や12月の個人消費支出(PCE)コアデフレーターなどが
発表されます。

 

CPIよりもFRBがインフレ指標としてより重きを置くのがこのPCEデフレーターであり、
コアPCEデフレーターの12月分は前年比で3.0%の上昇と11月(3.2%上昇)より一段の
鈍化が予想されています。

 

予想通りインフレ鈍化の兆候が継続して確認されれば、早期利下げ期待の後押しと
なってくるでしょう。

 

ただ足元では直近のミシガン大学消費者態度指数のように良好な経済指標が相次いで
発表されているだけに、グッドニュースは金融政策においてバッドニュースとなるため、
早期利下げ観測の後退につながっています。

 

今週発表予定の経済指標が堅調な内容だった場合、早期の利下げ観測が一段と後退する
可能性もあり、今週も経済指標と各企業決算が注目される週となってきます。

 

 

※本日の経済キーワード※

 

【PCEデフレーター(個人消費支出)】

 

米商務省が公表する、米国の家計が消費した、財やサービスを
集計した指標。

 

名目PCEを実質PCEで割ったPCEデフレーターの中でも、価格変動の
大きい食品とエネルギーを除いたコアPCEデフレーターはFRBが
インフレ指標として重要視している。

 

CPI(消費者物価指数)とPCEコアデフレーターの違いはCPIは棚卸し
されている実際の商品の物価で測るものに対して、PCEデフレーターは
「実際に消費者が購入したモノ」の価格で測られるという違いがある。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

◆マナカブ公式ブログ
https://manakabu.com/news/

 

◆Twitter
https://twitter.com/manakabu

◆Facebook
https://www.facebook.com/manakabucom

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。


一覧に戻る

ページトップへPAGE TOP