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REPORTレポート

◆値上がり銘柄数400、値下がり銘柄数1100で日経平均は4万円台突破

2024.03.05 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 40,109.23 +198.41
TOPIX 2,706.28 -3.14
グロース 766.69 +3.09
NYダウ 38,989.83 -97.55
ナスダック総合 16,207.51 -67.43
S&P500指数 5,130.95 -6.13

 

きのうの米国市場は3指数揃って反落となりました。

 

今週は6日と7日にパウエルFRB議長の議会証言、そして8日には2月の米雇用統計
の発表などを控えており、先週のPCEの発表前と同様に様子見姿勢が強く、
持ち高調整の売りが出やすい週明けスタートとなりました。

 

ただ半導体関連への物色は衰えず、3指数は下落したもののSOX(半導体株指数)は
1%超の上昇で3日続伸し、過去最高値を更新しています。

 

個別銘柄では、ビットコインが前日比7%上昇し、67,000ドル台半ばまで上昇、
朝方にはさらに上昇が進み9%弱の上昇で、円換算では1BTC=1000万円の大台に
乗せています。

 

これを受けて企業戦略の一環としてビットコインに投資するマイクロストラテジー
が24%の大幅高となり、仮想通貨交換業者のコインベースも2ケタの上昇。

 

半導体関連ではインテル、エヌビディア、TSMC、AMDなどが上昇し、データセンター
のスーパー・マイクロ・コンピューターは、前週末の取引終了後にS&P500への
採用が発表され、19%近い大幅高となりました。

 

その他、買収提案が出ている百貨店大手のメイシーズは、投資家から買収価格の
引き上げの話が出たことで13%超の大幅高。

 

ことしFOMCの投票権を持つアトランタ連銀のボスティック総裁が、「7-9月に
一度利下げを行い、その後はしばらく休止する」とコメントしたことから、
米長期金利が4.2%台に上昇、金利上昇を受けてモルガンスタンレーやブラックロック、
バンカメなど金融株も上昇しました。

 

一方、中国での2月のEV出荷台数が22年12月以来の低水準と報じられたテスラが
▲7%超の大幅安となり、中国の不動産大手である碧桂園控股(カントリー・ガーデン)
は、ローン返済の不履行が原因で債権者が香港高等法院(高裁)に清算の申し立て行った
ことからリスクオフの動きが出て米市場に上場するピンドゥ、アリババ、バイドゥ、
JDコムなど中国関連銘柄が軒並み売られる展開となっています。

 

 

 

◆値上がり銘柄数400、値下がり銘柄数1100で日経平均は4万円台突破

 

週明けの日経平均株価は朝方から4万円を突破し、その後も大台到達の達成感から
売り物が出ることもなく、堅調な一日でした。

 

中身を見るとやはり半導体関連が相場のけん引役となっており、プライム市場
に上場する銘柄のうちきのうは値上がり銘柄数は425銘柄、値下がり銘柄数は
その倍以上の1,195銘柄で4万円の大台突破となりました。

 

つまり、日経平均株価は4万円に到達したけれど、あくまでも主力の半導体関連
を買っていないとこの恩恵に肖れない歪な状況ということになります。

 

ただ、歪だからと言ってそれが間違えているわけでなく先日もお伝えしたように
日本のGDP(国内総生産)は2四半期連続のマイナスであり、国内景気は決して
良いとは言えません。

 

よって指数が大幅高しているのに、業績が低迷しているところはやはり上がらない
という濃淡のはっきりとしたマーケット状況ということが窺えます。

 

当面はこの動きが続く可能性がありますが、この先調整局面が訪れた際に
出遅れた銘柄への資金シフトが起こる可能性はあるものの、この先の半導体需要は
まだまだ伸びるとの見通しを出しているエコノミストが多いことから調整後は
再上昇する可能性が高いとみており、下押ししたタイミングでは、半導体関連を
一つも持っていないという方はポートフォリオの一つに組み入れるのを検討するのも
一考かと思います。

 

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