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REPORTレポート

◆日経平均株価は3日で2000円超の大幅高!

2024.03.22 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 40,815.66 +812.06
TOPIX 2,796.21 +45.24
グロース 755.80 +9.73
NYダウ 39,781.37 +269.24
ナスダック総合 16,401.84 +32.43
S&P500指数 5,241.53 +16.91

 

前日のFOMC後に示されたドットチャート(政策金利見通し)で、従来と変わらず
年内3回の利下げが示唆されたことで市場には買い安心感が広がっておりその余韻
から米市場はこの日もリスクオンの地合いが継続し、3指数は4日連続で上昇し、
連日で最高値更新となりました。

 

セクター別では工業、金融、エネルギー、一般消費財の上昇が目立った一方で、
公益と通信サービスが軟調でした。

 

個別銘柄では、AI向け需要を見込み、予想を上回る先行き見通しを示した
マイクロン・テクノロジーが14%高と急伸し、ラムリサーチやアプライド
マテリアルズ、ASMLなどの他の半導体も上昇。

 

またデータセンター関連のスーパーマイクロコンピュータも8%超の上昇となった
ほか、アナリストが投資判断と目標株価を引き上げたブロードコムは5%超の
上昇。

 

この日も消費関連としてアパレルのGAPが連日の大幅高し、百貨店大手の
コールズ、ノルドストリームなどの上昇が目立ちました。

 

一方、米司法省が反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで提訴したとの
報道からアップルが▲4%の下落となったほか、ピンドゥ、JDコム、バイドウなど
中国関連が軟調でした。

 

 

◆日経平均株価は3日で2000円超の大幅高!

 

きのうまでで日経平均株価が大幅高となり3日続伸し、米市場同様に、史上最高値
を連日で更新しています。

 

この背景にあるのは日米の金融イベントを波乱なく通過したことで買い安心感が
広がり、金融正常化に舵を切った日銀の金融政策の影響も限定的で、為替相場でも
円安が進行する展開となっていることが主な要因です。

 

また国内景気はまだそれほど強いとは言えないものの、自動車や半導体を中心とする
外需は堅調で、きのう財務省から発表された2月の貿易収支では輸出が前年同月比で
+7.8%の伸びとなり3カ月連続の増加。

 

特に増加した品目として自動車、自動車部品、プラスチックなどが増えています。

 

エリア別でみても日本の主要貿易相手国である米中が伸びており、景気後退
と叫ばれている対中貿易も2.5%の伸びとなり、これで3カ月連続で前年同月比
でプラスの伸びとなりました。

 

(エリア別貿易収支の推移)

 

何度かご紹介している上図データですが、特徴は対外輸出が伸びるときに日経平均
株価が大きく上昇しており、特に2012年~、2016年~、2020年~とだいたい4年
サイクルで伸びる傾向にあります。

 

ことしはその年回りとなり、外需が伸びることでさらなる日本株の追い風となって
くれるのではと期待が持てると思います。

 

個別銘柄でもきのうトヨタが大幅高するなど自動車関連が好調で、単に外国人投資家が
日本株を買い漁っているというだけでなく、きちんとファンダメンタルズの要素も
絡めて上昇しているものとみており、自動車関連はすそ野が広い産業ですので、
自動車メーカーのみならず、部品メーカーなど小さいところにも恩恵が向かうもの
と思われます。

 

よって、出遅れているような自動車部品メーカーは狙い目です。

 

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