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REPORTレポート

◆見通し変わらず、静かな年度末相場

2024.03.27 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 40,398.03 -16.09
TOPIX 2,780.80 +3.16
グロース 744.03 -6.21
NYダウ 39,282.33 -31.31
ナスダック総合 16,315.70 -68.77
S&P500指数 5,203.58 -14.61

 

きのうの米国市場は3指数揃って続落となりました。

 

3指数ともに取引序盤までは前日終値からやや高い位置で推移していた
ものの、四半期末特有の機関投資家の持ち高調整売りもあり、引けにかけて
下落し、小幅ですが3指数ともに続落となりました。

 

特に今週末は2月の米PCE発表が控えており、その発表日はグッド・フライデーで
債券、株式市場米市場が休場で動けないことも関係しており、足元で高くなった
株に利益確定売りが続く展開となっています。

 

セクター別ではヘルスケア、金融、生活必需品が堅調だった一方、公益、
エネルギー、情報技術などの下げが目立ちました。

 

個別銘柄ではこの日ナスダック市場に上場したトランプ前大統領のソーシャル
メディア「トゥルース・ソーシャル」を運営するトランプ・メディア&
テクノロジー・グループが市場の注目を集め公募価格から一時58%高と急伸
する場面がみられました。

 

ハイテク部門ではEVのテスラがマスク氏が米国の顧客に対して完全自動運転の
ソフトウェアを1か月間、無料トライアルとして提供することを発表し、3%弱の
上昇となっています。

 

一方、物流のUPSが8%超の大幅安となったほか、半導体のエヌビディアが売られ、
メタ、アマゾン、アップル、マイクロソフトなどの大型ハイテク株が軟調な
一日となりました。

 

 

◆見通し変わらず、静かな年度末相場

 

きのうは米市場続落となっていますが、四半期末特有の需給絡みの売りが
出ている状況で、かつPCE(個人消費支出)のイベントも控えており、
さらにその日は米市場は休場と動きづらい展開です。

 

日本市場も本日が3月企業の権利付き最終日で、すでに配当や優待取りの
買いは済んでいて、今日慌てて買い向かう動きは少ないと思われます。

 

先週もFOMC、日銀会合と重要イベントでその直前までは動きづらい展開
でしたが、結果が出ると大幅高となりその反動もあって持ち高調整がこの
年度末までは出やすいものと思われます。

 

ただ、26日発表された2月の米耐久財受注額は市場予想以上に前月から増えて
おり、3月の購買担当者景気指数(PMI)は製造業が1年9カ月ぶりの高水準で
製造業の改善の兆しが見られ始めています。

 

米経済は昨年までリセッション(景気後退)が懸念されていましたが、今の
ところは心配することはないとみています。

 

マーケットでもFRBが年央にも利下げに転じ、米経済のソフトランディングが
実現するとの観測は強く、企業業績に伴いAI需要でエヌビディアなどの半導体
関連がけん引する相場上昇が続けば年内S&P500は5500~6000まで上昇すると
みています。

 

日本株も年度末は企業の自社株買いが東証の要請により自粛されることも
あって、需給面では買いが入りづらく、日経新聞が今月4日に発表した
225採用銘柄では宝ホールディングス、住友大阪セメント、大平洋金属が
除外され、ZOZO、ディスコ、ソシオネクストが来月から新規採用と
なります。

 

これにより、除外となる3銘柄よりも採用される銘柄の方が株価が高いこと
もあって、連動の投資信託などから新規採用の3銘柄を買うのに足りない
資金を捻出するため、日経平均全体に4000億円~5000億円の売りが出る
ことも想定されており、名実ともに4月相場入りするまでは4万円前後での
動きになるとみています。

 

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