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REPORTレポート

◆市場は報復の連鎖を警戒

2024.04.15 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 39,523.55 +80.92
TOPIX 2,759.64 +12.68
グロース 687.37 -4.73
NYダウ 37,983.24 -475.84
ナスダック総合 16,175.09 -267.10
S&P500指数 5,123.41 -75.65

 

先週末の米国市場は地政学リスクの高まりからリスクオフの動きが強まり、
3指数ともに大幅安となりました。

 

イランがイスラエルによるとされる大使館への攻撃に対する報復を近く行う可能性
が伝えられたことで、中東情勢が一段と緊迫化するという懸念から売り注文が
膨らみました。

 

また取引開始前に決算を発表したJPモルガン・チェースが、コストの増加を
理由に金利収入が予想を下回ったことを嫌気した売りが出てセンチメントを
悪化させました。

 

その他の個別銘柄ではJDコムやアリババ、バイドゥど中国関連株が揃って▲4%
超の下落したほか、半導体関連が軒並み値下がりし、半導体指数(SOX)は▲3%
超の下落。

 

一方、低迷するコンピューターの「Mac」シリーズの刷新を計画している
と報じられたアップルが小幅高で続伸しました。

 

 

◆市場は報復の連鎖を警戒

 

イランは、イスラエルに向けて多数の無人機やミサイルによる大規模な攻撃に
踏み切りました。攻撃理由は4月1日にシリアにあるイラン大使館が攻撃を受けた
ことへの報復だとしています。

 

イラン側から300以上の無人機やミサイルが発射され、イスラエル軍はこのほとんど
を迎撃したとしていて、今後イスラエルがどのような対応に出るのかが焦点となります。

 

昨年10月にイスラム組織ハマスがイスラエルに奇襲攻撃を行って以降、多くの
市場関係者が恐れていたのは、「イランが紛争に直接関与するようになること」
でした。

 

それが現実となった今、今回のイランの攻撃が報復の応酬に発展することが最も
警戒されており、そうなれば紛争拡大から原油相場では一段の上振れリスクが
懸念され、原油高によるインフレ再燃が意識されるものと思われます。

 

ただ中東情勢に詳しい専門家の意見によれば、今回のイランによる報復攻撃は
都市部から離れた軍事施設が狙われていて、市民被害が出ないように配慮
している点。

 

無人機など到達までに時間がかかる兵器が使われており、ある程度迎撃できる
環境を提供していることから、本格的な国家同士の戦争に発展させるための
攻撃ではないというメッセージが込められているようです。

 

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