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REPORTレポート

◆限定的な報復合戦からのエスカレーション懸念くすぶる

2024.04.17 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 38,471.20 -761.60
TOPIX 2,697.11 -56.09
グロース 661.60 -19.15
NYダウ 37,798.97 +63.86
ナスダック総合 15,865.25 -19.77
S&P500指数 5,051.41 -10.41

 

きのうの米国市場は、前日終値を挟んでの小動きで終始しました。

 

ダウは今月になってから2000ドル超下げたこともあって、押し目買いも入り、
自律反発の動きは見えるものの地政学リスクや利下げスケジュールなど不透明
要因が複数横たわっており、上値は限定的。

 

米当局者の話として「イスラエルはイランに対して限定的な報復攻撃を実施する」
と伝わったものの、情勢悪化に対する根強い懸念は相場の重石。

 

また米連邦準備理事会のパウエル議長がこの日の講演で政策金利を
現行水準で当面維持することを示唆し、金利が上昇したことも株式には
逆風でS&P500とナスダックは前日終値を挟み小幅マイナスで引けました。

 

個別銘柄では足元でジリ下げしていたクラウドサービスのスーパーマイクロ
コンピュータが10%の大幅高となったほか、ダウ銘柄で医療保険大手の
ユナイテッドヘルスが好決算を発表し、5%超の上昇。

 

セールスフォースやボーイング、IBMなども上昇し、ダウを下支えしました。

 

一方で四半期決算がほぼ予想通りだった医薬品・衛生用品のジョンソン&
ジョンソンは利益確定の売りで下落。

 

金融関係の決算がスタートしていますが、増収増益を発表した、モルガン
スタンレーは上昇するも、バンク・オブ・アメリカは減収減益となり下落
しています。

 

 

◆限定的な報復合戦からのエスカレーション懸念くすぶる

 

今回のイランの攻撃に対してイスラエル軍はイラン国内への限定的な攻撃を
検討しているということで、おそらくイランの軍事施設など人的被害が
少ないところへの報復となるものと思われます。

 

ただこれを仕掛ければ再度イランからの応戦があることは濃厚で、報復
合戦当初は被害が限定的であっても徐々にその規模や地域など人的被害
が及ぶ場所に波及していく可能性は拭えず、今後イスラエル側がどのような
対応をしてくるのか、市場は注目していくこととなります。

 

残念ながらこの地政学リスクの不透明要因が進展しないことには市場で
買われる動きは限定的となり、個別で材料が出た銘柄や自律反発くらいしか
期待は持てない状況です。

 

個人的には少し前よりお伝えしているように、目先は38000前後を下値
としてみていますので、無理して売買せずそこまで安くなったところから
新規銘柄は狙っていこうと考えています。

 

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