REPORTレポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価　37,552.16 +113.55
TOPIX　2,666.23 +3.77
グロース　650.64 -0.61
NYダウ　38,503.69 +263.71
ナスダック総合　15,696.64 +245.34
S&P500指数　5,070.55 +59.95

きのうの米国市場は3指数揃って上昇し、ダウは4日続伸、ナスダックは2日続伸
となりました。

好調な企業決算が材料視されました。

ゼネラル・モーターズはピックアップ・トラックの販売が好調で売上、利益
ともに市場予想を上回ったことに加え、通期見通しを上方修正したことが好感
され4.4％の上昇。

EVのテスラは引け後に決算と同時に、新型モデルの発売を前倒しすると発表。
これを受け時間外取引で株価は6％上昇。

また音楽配信サービスのスポティファイは粗利益が初めて10億ユーロ（11億ドル）
を超えたことを受けた11.4％の大幅高と、企業決算に支えらえダウ、ナスダック
ともに続伸しました。

先行きは依然として不透明なものの、中東の地政学リスクへの過度な警戒も
和らいだことや、金利が高い状態でも3月の新築住宅販売件数が予想を上回る結果と
なるなど米経済の好調さが改めて示されたこともプラス材料にはたらきました。

その他、銘柄銘柄では、アメリカン・エキスプレスやウォルト・ディズニー
が上昇。ゴールドマン・サックスとキャタピラーが買われたほか、マイクロ
ソフトやアマゾンなどハイテク株も上昇。

半導体関連ではエヌビディアやマイクロン・テクノロジーなどが上昇しています。

◆米市場は上昇も、日本株は大型連休を前に上値の重い展開か

きのうの米市場は直近で大幅な調整下落となっていたこともあって、自律反発、
さらには個別企業の好決算が支えとなり続伸しましたが、日本市場は今週末
から大型連休に入り、連休明け後の値動きの変動リスクを抑えたいとする
持ち高調整が出やすいタイミングとなります。

今週はマイクロソフト、グーグル、メタなどの主要ハイテク大手の決算が
控えていることや、落ち着きを見せつつある中東の地政学リスクなどの
不透明要因が横たわっており、リスク回避の売りが出てくることも考えられます。

さらに為替市場ではドル円が155円をいつ突破してもおかしくない水準を往来
しており、介入警戒リスクも高まっています。

ただこういった特殊要因は一過性であり、すべては資金管理でカタが付く話
でもあるため、過度なリスクを取っていなければ問題はないと思います。

資金管理を杜撰にしてしまい、過度なリスクを取っていれば持ち高調整を
する必要がありますが、そうでなければそのまま大型連休を跨いで良いかと
思います。

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