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REPORTレポート

◆いまの時期に日経平均900円高はやり過ぎ

2024.04.25 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 38,460.08 +907.92
TOPIX 2,710.73 +44.50
グロース 655.60 +4.96
NYダウ 38,460.92 -42.77
ナスダック総合 15,712.75 +16.11
S&P500指数 5,071.63 +1.08

 

きのうの米国市場は3指数ともに前日終値を挟んでの小動きの展開でした。

 

主要ハイテク株の決算発表を控えていることや、週末の3月のPCEの発表を
前に様子見姿勢が強い一日でした。

 

ただ個別では好決算を発表した銘柄には買いが向かいやすく、逆に投資家の
期待に応えられない結果や見通しを発表したところは売られる動きと
なっています。

 

個別銘柄ではEVのテスラが決算を発表し内容は市場予想を下回る結果でしたが
イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が新製品の発売を加速させることを
発言したことからこれを好感し12%の上昇。

 

半導体メーカーのテキサス・インスツルメンツは前日引け後に発表した決算で、
第2四半期の売上高見通しが予想を上回ったことで5%超の上昇。

 

これを受けてSTマイクロエレクトロニクスや英アーム、アプライドマテリアルズ
など半導体の一角が上昇。

 

アップルも新製品の発表期待から上昇し、グーグル、グーグル、マイクロソフトなど
決算を前に堅調でした。

 

一方で、動画配信のネットフリックスは▲4%の下落、アパレルのGAPも▲4%弱の
下落となり、買収が暗礁に乗り上げているUSスチールも▲3%強の下げとなり、
エヌビディアや、ASML、マイクロンテクノロジーなど一部の半導体関連は軟調でした。

 

 

◆いまの時期に日経平均900円高はやり過ぎ

 

きのうの日経平均株価は900円を越える大幅高となりましたが、個人的には
目先の不透明要因がくすぶる中、何も見えない中でやり過ぎの上昇と
みています。

 

もっとも先週末に1000円を越える下げとなったときに、空売り比率が46.0%まで
上昇しており、このショートカバー(空売りの買戻し)が上昇の大半の要因
だったのではとみています。

 

つまり、「中東リスク、為替介入、PCEの発表、大型連休控え」という中で
持続性に乏しい上昇であり、加えて上がれば目先は戻り待ちの売りが出やすい
時間がしばらくは続くため一進一退の相場展開が続くとみています。

 

この状況は非常にもどかしく続伸しづらい地合いなので、相場の上昇について
いけば裏切られ、反落することで含み損を抱えやすくなるタイミングです。

 

ただ、この調整局面を通過すれば国内外の日本株に対する投資意欲は変わらず
強いわけですので、再び上昇相場に転じ、3月22日の高値、41087円を越えて
くる可能性は非常に高く、いまは我慢の時期と捉えてやり過ごすしかほかに
ありません。

 

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