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REPORTレポート

◆今晩のFOMCをきっかけに日経平均株価は36000円までの下落も

2024.05.01 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 38,405.66 +470.90
TOPIX 2,743.17 +56.69
グロース 647.40 +2.79
NYダウ 37,815.92 -570.17
ナスダック総合 15,657.82 -325.26
S&P500指数 5,035.69 -80.48

 

きのうの米国市場は3指数揃って大幅反落となりました。

 

きのう公表された1-3月期の米雇用コスト指数が前期比1.2%上昇し、市場予想の1.0%
を上回るケッケとなったことに加え、2月のケース・シラー米住宅価格指数 (前年
同月比)は予想6.7%に対して、7.3%となり、住宅価格の高止まりを示唆。

 

一方で、4月シカゴ購買部協会景気指数や消費者信頼感指数が予想を大幅に
下回ったことはインフレを抑える兆候として捉えられやすいものの、今度は
スタグフレーションが意識されさらなる売りの反応となりました。

 

きのうの経済指標は総じて悪い結果も素直に悪いと受け止められ売りが波及する
展開となり、個別銘柄ではビットコインが下落したことで、資産として大量保有
するマイクロストラテジーが▲17%超の大幅安となったほか、アルミ大手アルコア
も▲6%超の下落。

 

足元で反発機運を高めていたEVのテスラは▲5%超の下落となり、ASMLやラム
リサーチ、KLA、アプライドマテリアルズ、インテルなど半導体関連も軟調でした。

 

一方で事務工業製品大手のスリーエムは決算を発表し売上利益ともに市場予想を
上回ったことから4%超の上昇となっています。

 

 

◆今晩のFOMCをきっかけに日経平均株価は36000円までの下落も

 

足元の経済指標でインフレが停滞してきており、予想を上回る内容が出るなど
していることから、今晩のFOMCでは政策金利は据え置かれるものの、今後の
利下げの見通しに関して市場が注目するのがパウエルFRB議長の会見内容です。

 

FRBはことし年3回の利下げを見込んでいますが、仮にもこの利下げ回数を
減らすことを示唆した場合、米長期金利が上昇し、さらなる株安へとつながる
可能性があります。

 

また、本来ならば円安は日本の外需企業にとってプラス材料ですが、足元では
悪い円安が意識されつつあり、利下げを遅らせることが示唆されれば為替相場
でも日米金利差からさらなる円安の進行が日本株にとってネガティブ要因とも
意識されやすい状況です。

(日経平均株価・日足チャート)

 

テクニカル的にみても、4月19日につけた安値36733円から、きのうの上昇で
ちょうど50%戻しを達成したところでもあり、戻り待ちの売りも出やすい場面
にあります。

 

FOMCでの利下げペースの後退、加えて3月企業の本決算のラッシュとなり、今期
(25年3月期)の見通しを多くの企業が公表してきますが、日本企業の多くは
後の下方修正を嫌い、期初の見通しはコンサバティブな見通しを出すところも多く、
前年比では小幅プラス、銘柄によっては減益を発表するところも出てくると
思われます。

 

市場ではある程度理解はされているとしても見通しがネガティブですとやはり
売り材料されやすくもなり、決算次第では今月は半ばから後半にかけて36000円
近辺まで下落する可能性もあるとみています。

 

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