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REPORTレポート

◆日経平均株価は短期的に37000円台半ばあたりまでの下落調整も

2024.05.08 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 38,835.10 +599.03
TOPIX 2,746.22 +17.69
グロース 656.31 +13.35
NYダウ 38,884.26 +31.99
ナスダック総合 16,332.56 -16.69
S&P500指数 5,187.70 +6.96

 

きのうの米国市場はダウは続伸、ナスダックは反落と指数まちまちの展開
となりました。

 

前日までにダウは4連騰、ナスダックも3連騰していたこともあって、上昇一服し
戻り待ちの売りも出やすい局面に入ったことや、タカ派のミネアポリス連銀の
カシュカリ総裁がインフレ抑制において政策金利が十分に景気抑制的でない
可能性に言及し、利上げも除外しない姿勢を示したことから利上げへの警戒感が
再燃し、終盤にかけて失速する展開となりました。

 

セクター別は、素材、公益、生活必需品、不動産などが堅調だった一方、一般
消費財、テクノロジー、エネルギーが軟調でした。

 

個別銘柄では医薬品のメルクが先月24日に好決算を発表をきっかけに上昇した後、
調整していましたが、再度反発に転じ2%強の上昇。

 

小売のコストコは4日続伸し、きのうも2%の上昇。その他1ドルショップのダラー
ツリー、ダラーゼネラル、ディスカウントストアのターゲット、ウォルマート
など小売りが堅調でした。

 

半導体関連はまちまちで英アームやテキサスインスツルメンツは上昇したものの、
エヌビディアや台湾のTSMC、ラムリサーチやオランダのASML、インテルなどは
下落し、半導体指数(SOX)は小幅マイナスとなっています。

 

 

◆日経平均株価は短期的に37000円台半ばあたりまでの下落調整も

 

大型連休前、連休中にFOMCと4月の雇用統計を通過し、雇用統計が予想よりも
弱かったことでFRB高官からは「次は利上げではなく利下げが濃厚」との
コメントも出て、足元の米市場では反発の動きが強まる形となりました。

 

ただ目先は更なる利下げの確度が高まらないことには上値を積極的に買い向かう
力は持続せず、日経平均株価で見ると39000円あたりで高値掴みをしている
投資家も多いため、ここから上昇しても戻り待ちの売りが出やすい局面と
なってきます。

 

(日経平均株価・日足チャート)

 

上図の展開のように目先は39000円を目の前に反落、またはもう少しだけ上昇
の時間が続いた後39500~39800円まで上った後に反落。

 

いずれにしてもどんどん買いが進み再度40000円を越えてくるような展開に
なるにはもう少し時間がかかるとみています。

 

テクニカルと需給面以外にも、3月期決算企業の決算発表が足元で行われ
いますが、多くの企業が後の下方修正を避けるため、期初の見通し(25年3月期予想)
を控えめに出すこともあって足元のEPS(予想1株利益)の減少が目立ちます。

 

3月にはEPSは2387.45円あったものが、足元では2189.13円まで下がっており、
PER(株価収益率)は17倍台後半と割高な状態にあります。

 

これらテクニカル、需給、業績面の3つから考えてもおいそれと上値を買って
いくような展開は考えられず、むしろ上がれば売りに押されやすい展開に
目先警戒を持っておきたいと考えています。

 

ただ、中東の地政学リスクも後退しており、目先ショック安というような
ことも考えにくいため、受講生の皆さんは、ルール通りに取り組んで
もらえれば何も問題はありません。

 

 

 

※本日の経済キーワード※

 

【PER(株価収益率)】

投資の回収年数、単位は倍。
数字が低いほど割安と考えられる。

 

 

【EPS(1株利益)】

「株価=PER×EPS」で計算されるため、PER(相場の勢い)またはEPS(業績)
が上昇すると株価は上昇しやすい。

 

一方でEPSが下がるとPERが割高となり株は売られやすくもなる

 

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