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REPORTレポート

◆見方変わらず、トヨタは今期▲19.7%の減益見通し

2024.05.09 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 38,202.37 -632.73
TOPIX 2,706.43 -39.79
グロース 654.89 -1.42
NYダウ 39,056.39 +172.13
ナスダック総合 16,302.76 -29.79
S&P500指数 5,187.67 -0.03

 

きのうの米国市場はダウが続伸、ナスダックは小幅安と指数まちまちの
動きでした。

 

きのうは経済指標の発表もなく、予想を下回った先週の米雇用統計を
きっかけに年内の利下げ期待が引き続き相場を支援。

 

ダウは前月に2000ドル近く下げていたこともあって見直し買いも
入りやすく、6日続伸と昨年12月に記録した9連騰以来の連続上昇で
約1か月ぶりに39000ドル台を回復。

 

一方でテスラをはじめ半導体の一角やグーグルなどが下げたことにより、
ナスダックは続落しました。

 

個別銘柄では米国の調査会社が「米国のPC市場は2024年に7%、2025年には
10%で成長する」と予測したことからPCメーカーのHPが4%弱の急伸。

 

また医薬品のアムジェンやファイザーなども買われたほか、JPモルガンや
ウェルズファーゴなど金融株も堅調でした。

 

一方で、EVの自動運転機能を巡り米検察当局が詐欺の疑いで調査していると
報じられたテスラが下落。
その他、決済サービスのペイパルや産金関連のフリーポートマクモラン
アルミ大手アルコアなどが下落しています。

 

 

◆見方変わらず、トヨタは今期▲19.7%の減益見通し

 

きのうお伝えした見方から特に変更はありません。

 

目先はどんどん上値を買い向かう展開は考えにくく、むしろ39000絵前後まで
上がったら戻り待ちの売りに押されて37500円前後、またはそれを割り込む
ような下押しの強い相場展開がしばらく続くとみています。

 

きのうはお昼過ぎにトヨタが24年3月期決算を発表しましたが、同時に
25年3月期の見通しを公表。

 

営業利益は4.3兆円(▲19.7%)の見通しとコンセンサス予想の
5.3兆円(▲0.9%)を下回る結果となったことから発表直後は売り優勢の
展開となりました。

 

ちなみにトヨタは前期の期初の営業利益は3.0兆円、そこから昨年11月に
4.5兆円に、そしてことしの2月には4.9兆円へと2回の上方修正を発表。

 

そして今回の決算ではその2月に公表した4.9兆円見通しをさらに上振れして
5.35兆円の着地となっており、大手企業でも期初の見通しを控えめに出すのが
定石です。

 

しかし、市場はその控えめに出した見通しをそのまま真に受けやすく、本決算
と同時に公表される新しい期の見通しが悪ければ素直に売り込まれるという
反応になりやすいです。

 

よって、今月半ばから下旬にかけては冴えない業績見通しとEPS(予想1株利益)
の低下から売られやすい地合いになるとみています。

 

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