REPORTレポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価　38,073.98 -128.39
TOPIX　2,713.46 +7.03
グロース　652.97 -1.92
NYダウ　39,387.76 +331.37
ナスダック総合　16,346.26 +43.51
S&P500指数　5,214.08 +26.41

きのうの米国市場は3指数揃って上昇し、ダウはこれで７連騰となっています。

5月4日の週の新規失業保険申請者数が公表され、予想21.5万件に対して、
23.1万件と上回ったことから、労働市場の過熱感が薄れ、FRBが利下げに
動きやすくなるとの見方が強まり、米長期金利が再び4.5％から4.4%台半ばまで
低下したことを背景に、株買いの動きが強まりました。

セクター別では不動産、公益、エネルギー、素材、工業などが上昇率上位と
なっています。

個別銘柄ではサザンカッパーやフリーポートマクモラン、ニューコアなどの
資源関連が買われ、ダウ採用銘柄ではホームデポ、キャタピラー、ゴールドマン、
アムジェン、シェブロン、ダウ・インクなどが上昇。

一方でセールスフォース、IBM、シスコシステムズ、ナイキ、マクドナルドが
下げました。

長期金利の低下で、主要ハイテクも底堅くアマゾン、アップル、グーグル、
メタ、マイクロソフトも揃って上昇しています。

◆日経平均株価は予想通りの展開を進行中

（日経平均株価・日足チャート）

一昨日、8日にご提示した日経平均株価の目先の見通しですが、きのうの時点で
見立て通りの展開を進行中となっています。

8日にお伝えしていたのが、目先は目先反落、またはもう少しだけ上昇
（39500～39800円まで上った後）から反落し、37500円前後までの調整に
向かうだろうということで、2つのシナリオを上図矢印で示して
いました。

もちろん「日経平均株価の上値が重い」だけであり、個別銘柄を見ていくと
好決算や株主還元策拡充などが材料視されて買われる銘柄も存在します。

一方で、今期の見通しが冴えないところなどは225採用銘柄に限らず、
売り込まれる動きが鮮明です。

特に本日から15日にかけてグロース市場銘柄の決算が本格化してきますので、
グロース銘柄はプライム市場の銘柄以上に決算の結果を受けて乱高下しやすい
特徴がありますので、グロース市場を特に志向されている方などは、決算前の
持ち高調整などでうまく立ち回っていただければと思います。

目先はまだ全体相場が買われるような動きになりにくいという見方に変わりありません。

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