2016/04/18

◆やはり足元の株高は一過性、本日の日経平均572円安を振り返る

こんにちは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

先週末の米国市場は28ドル安の17897ドルでクローズとなりましたが、先日よりメルマガで❝要注意❞とお伝えしていた週末のサウジなどによる増産凍結会合ですが、話し合いは上手くいかず先送りになったことで油価は再び40ドルを割り込み下落しました。

 

 

油価の下落はインフレへの下押し圧力となりますし、セクターにもよりますが、概ね日本にとっては輸入コストが下がりメリットになりますので、リスク回避の円買いが起きてドル円は再び一時1ドル=107円台後半まで円高が進行しました。
サウジがイランなしには増産凍結は難しいとの内容を改めて主張し、合意には至らずでした。

 

元々イランとサウジは仲が悪く、今年に入ってようやく核開発の経済制裁が解除されたばかりで凍結なんて言葉は頭になく、むしろ原油生産をして、国益を生み出したいわけですから凍結合意は難しい問題です。

 

一部ではサウジはイランなしでも増産凍結へ向けて前向きに考えているなどという報道もありましたので期待はそこそこしていましたが、やはりダメだったようです。

 

 

 

 

◆原油相場は投機筋のオモチャに

(投機筋の原油先物ポジション動向)

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直近の投機筋による原油先物は30万枚を超える大幅な買い越しが起きていますが、これは今回の会合に向けて買いを進めていました。

 

 

しかし、合意がなされなかったので、再びの油価下落、このポジションを足元では縮小させていることでしょう。
6月にもう一度協議を行うようですが、次回もおそらく合意は難しいと思われますので、短期のイベントドリブンを得意とするヘッジファンドはこのイベントを利用して会合前に原油を買い上げ、会合後に売りを仕掛ける行って来い相場を演出してくると思われますので、次回の会合も要注意です。

 

 

 

◆今の流れは「原油→為替→株式へ波及」海外投機筋は必ず儲かる仕組みが出来上がる

やっかいなのが原油価格が為替相場を動かし、株式へ波及しているところです。

 

何がやっかいかというと、為替市場と原油市場は当然ながら為替市場の方が参加者や売買されているマネーのボリュームは大きいのにも関わらず、その為替市場よりも小さな原油市場に為替市場が振らされているということです。
いくら大きな資金で運用しているファンド勢でも為替市場はなかなか動かせないものの、原油市場は流動性も低く、動かせる可能性が高く、その原油市場を動かせば為替の流れを作れてしまうということです。

 

 

今は
「原油安→ドル安→円高」という相関性が出来上がっていますので、あらかじめドルの売りポジションを保有して、その後に原油を大量売りすればドル安円高に動きますので大量の資金がある海外勢は必ず儲かるトレードができてしまうということです。

 

 

さらに言えば日経連動の225、ETFなどを併せて売買すれば、「1粒で2度オイシイ」売買ができてしまうということです。

 

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上図は投機筋のドル円のポジションですが、全くと言っていいほど円買いの力を弱めていません。

 

 

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併せて4/8付けの裁定買い残のボリュームも見ていくと2兆円を割り込んでおり「実需の買い」は起きていないことが分かります。

 

 

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海外勢の日本株売りにはようやく落ち着きが見え始め、4月第1週では327億円の買い越しとなりましたが、その前が酷く、13週連続の売り越しでしたから今回久しぶりの買い越しになったとしても、その額面から考えても非常に影響は軽微なものであると推察されます。

 

つまり、直近4/12~14日の3日間で日本株は1000円以上の大幅高となったわけですが、何か大きなファンダメンタルズの変化があって買いが沸いたわけではなく、売り崩しのショートカバーが入っただけであるということが明白です。

 

メルマガ読者には先週より「爆買いは控えるように」とお伝えしていましたが、原油価格、為替動向に年内はしばらく振らされる展開になってくる考え方は年初のメルマガ読者限定セミナーで配布した資料のとおり僕の見通しは何も変わっていません。

 

 

 

 

◆目先の為替動向は「安倍政権 VS ルー財務長官」

先日ワシントンでG20財務相・中央銀行総裁会議後の記者会見でルー財務長官は「円高が進んでいるものの為替市場の動きは秩序的」と発言していました。

 

これは言い換えれば、日本が円安誘導策に動くことをけん制しているものとも捉えることができます。

 

足元で円高が進行していますが、ルー財務長官と株安の契機となっている円高の進行に対する安倍政権の考えに相違が見られ、今後G20を敵に回して金融政策などで円安にできるかどうかが焦点になって来るでしょう。

 

 

 

しかし、安倍政権は今回の熊本の地震を契機に国民を始め財政再建をうるさく言われている対諸外国に消費増税延期を正当化する大義名分が出来上がりましたので、改めて本当に「持っている人だな」と感じているところです。
今回の震災によって補正予算なども急ピッチで進められるものと思われますので参院選を前にした自民党、安倍政権において支持率回復のまたとないチャンスになってくるでしょう。
相場はしばらく円高リスクが台頭し5月半ば~下旬の伊勢志摩サミット、一億層活躍社会の策定あたりで底を打ち、参院選に向けて上昇していくものとみています。

 

 

個別動向としては、徐々に熊本で起きた震災の詳細が見えてきており、九州地盤の中型建設などが買われる展開となっています。

 

これに乗じて直近短期売買で出てきた銘柄の日特建設【1929】丸紅建材リース【9763】が本日10%を超える上昇となりました。

 

日特建設【1929】+33.2%上昇達成

1929-1

 

 

丸紅建材リース【9763】+19.2%上昇達成

9763-1

買われていたマナカブ生の方おめでとうございます。

 

九州の方の手助けになるよう出た利益の一部だけでも構いませんので、寄付などに充てていただければ幸いです。

生きたお金の使い方をすると、倍返しで返ってくると僕はそう思っています。

 

 

 

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