株価はどうやって決まるの?
初めて株式投資を行う初心者の方のための予備知識としてお役立て下さい。
株価を決める需給バランス
株価とは、株の価格(時価)をいいます。この株価は日々刻々と変化しています。株価の決まり方は、買いたい人(量)が多ければ上がりますし、売りたい人(量)が多ければ下がります。
たとえば、ある会社が新製品を発表するたびにヒットして、業績が伸びそうと判断されれば、株価はもっと上がるとして株を買う人が増えます。
また、ある会社が不祥事を起し、信頼や業績を回復するには時間がかかりそうと判断されれば株を売る人が増えます。
市場に出回っている株数というのは限られているので、株の売りたい人の株数の方が少なければ、株価は高くなります。
逆に、売りたい人の株数が買いたい人の株数を上回れば、株価は下がっていきます。
株価というものは、買い手(需要)と売り手(供給)のバランスで決まります。
この需給バランスを左右する、つまり実際に株価を動かす要因には、大きく分けて
◆経済的な要因(景気や為替)
◆経済外の要因(政治や社会情勢、気象)
◆企業自体の個別要因(業績や不祥事)
などがあります。
実際には上記の要因が複合的に絡み合い、それに反応する投資家の需給バランスで株価が決定していきます。
このことを踏まえて、株式投資をする際は、上記の要因や社会で起こっているさまざまな出来事をキャッチし、「他の投資家はどう判断するのかな?」という客観的な見方で、考えることが重要になります。
そのため、株価と言うものは自分が決めるものではなく、「株価は“市場参加者の多数決(需給バランス)”で決まって行くもの」であると考えることが重要になります。
株初心者の方へ もくじ
◆ 初心者の方へ
◆ 株ってな~に?
◆ 株はいつ、どこで買えるの?
◆ 証券会社の選び方
◆ 一般口座と特定口座の違いって?
◆ 株価はどうやって決まるの?
◆ 株はいくらから始めればいいの?
◆ 配当金について
◆ 配当金はいつ、どうしたらもらえるの?
◆ 株初心者が失敗する5つのワナ