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◆日本商業開発は本日で6連騰!短期17%の上昇達成!
2015.06.18 売買結果 -
こんにちは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
まずは本日の相場概況から。
昨晩FOMC後にイエレンさんの会見が開かれ、年内に利上げすることを示唆したものの、
そのペースは緩やかになるだろうという内容のものでした。 FOMC後の会見があるのが9月と12月のため、
市場での初回の利上げ時期についての予想がこの二つに分かれているようですが、 年に2回の利上げを行うという発言もみられることから、初回の利上げは9月に+0. 25%、12月にさらに+0.25% という利上げを行う可能性が高いような気がします。 FOMCでの発言は慎重姿勢だったものの、
年内利上げの内容は変わらないということが嫌気されているせいか、 この影響を受けて日本株は朝から軟調な展開となり、 150円を超える大幅安の展開となっています。 ◆需給面は難しい判断
足元の需給面をみると、
①騰落レシオ→減少
②裁定買い残→減少
③信用評価損益率→減少
④外国人投資家の売買動向→減少となっており、①と②は減少することは目先の買いの安心感につながりますが、③、④が減少すると相場はいったん天井をつけ、調整局面に入りやすいサインとなります。
これがまちまちの状況にあるため、目先の動きが読みにくい状況なのです。 相場のことは結局相場に聞くしかないため、負けない個人投資家になるためには、どのような相場状況になっても想定した売買が出来るようなポジションの取り方と資金管理が重要になります。
一極集中、ドカ買い投資家は、相場が上昇しているときはそれで良いのですが、遅かれ早かれ市場撤退となってしまいます。
人間とは欲深い生き物ですから良いときに調子に乗るんですよね。
さて、マクロ的なファンダメンタルズ(経済分析)で話をすれば、
米国の利上げは米国株からの投資マネーを逃避させてしまいますのでダウは下落要 因へはたらきます。 先日、日銀の黒田さんが「
米国が利上げをしたとしてもこれ以上の円安は考えにくい」といった発言をしたことを考えて素直に受け止めると、 米国利上げによって円売り、ドル買いがこれ以上起こらない場合、つまり 日本株にとって金利差での為替変動がこの先あまり期待できないとするならば、 現在年間3兆円ベースで行っている日銀の量的緩和でしか円安誘導が出来ないということになりますのでこれまでの円安へ動 かす強さは弱くなるということがみえてきます。 となると、ダウが利上げによって値下がりがおきれば、
素直に日本株も下げやすい相場が年後半には起きてくることを想定して動いた方がいいでしょ う。 ◆日銀はこの3日間370億円のETF買い入れを敢行
足元の日銀による年間3兆円ものETF買い入れの動向ですが、6/16~本日までの3日間、370億円ずつ、合計で1110億円もの相場介入を行っていました。
しかし、フタを開けてみればどうでしょう?
その買い入れる力も虚しく日経平均は20000円割れするという展開になりました。
以前にもこちらのブログに書いていましたが、いくら日銀が追加緩和を行ったとしても膨張し過ぎた買い残を飲み込むほどの力はない、目先の日経平均株価の居心地の良い水準は19700円前後だとお伝えしていました。
参照:https://manakabu.com/post-1627/
この数字は適当に言っていたわけではなく、もちろん預言者でもなくあらゆるマクロ的なこと、企業業績を踏まえてお伝えしていたものであり、イケイケドンドンで株を買っていた個人投資家は残念ながらやられていることでしょう。
◆ブログでご紹介した日本商業開発【3252】は本日で6連騰
ただ、そんな悲観的な相場状況の中、ブログでご紹介していた日本商業開発は本日寄り付きより特別買い気配点灯でスタートし、2159円の高値を付ける展開となりました。
日経平均が今日のように200円以上値下がりしている中、逆行高して上昇する銘柄はごくわずかです。
日本商業開発【3252】1850円 → 2159円(約17%の上昇)
ブログをお読みいただいていて、信じて買われていた方本当におめでとうございます^^
公開した時点で目標株価を2500円程度とお伝えしていましたが、相場全体が下げてきていますのでこちらの上値もそろそろ重くなってくると思います。
つまり、公開した時点とは目標株価を引き下げて考えなければならないということです。
株価が上昇するのはその会社の業績や成長性だけではありません。
マーケットの状況が変わればそれに合わせて適宜対応していく必要があります。
ここからの上値余地としては上昇しても2200円~2300円程度かと思います。
なので、たままた今回の記事からブログを読み始めた方は、今から日本商業開発を買うと痛い目に遭う可能性もありますので、お気をつけ下さい。
僕は本気で個人投資家を強くしていきたいと思っていますので、買い煽りなんてダサいことはしません。
絶好のタイミングで買い仕込んでおいて、上がったら売って素直に喜び少しでも個人投資家が潤ってくれてそれを日本経済のために使って元気にしていければ、これほど嬉しいことはありません。
マナカブ.comで学ぶことでこのような銘柄が自分で探すことができるようになります。
すると、上がる理由がきちんと分かった上で株を買うことができるようになるので株が楽しくなります^^
無料体験勉強会、今月の枠は残り少なくなってきましたのでご興味があれば、下記よりお申し込みいただければと思います。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。