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◆忙しい人にオススメの投資法
2016.10.20 -
こんにちは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
本日は仕事が多忙で株価なんて1週間に一回程度しかチェックできないという方にオススメの投資法について書きたいと思います。
株価は日々刻々と変化しその変化の足跡がチャートとして形成されるわけですが、その株価がどこで下げ止まり、どこで天井をつけるかの一つの指標に「信用評価損益率」というものがあります。
この信用評価損益率とは、信用取引で株を売買する投資家が現在どれだけの評価損益(含み損、含み益)を抱えているかを示すものです。
たとえばこれが▲5%となっていれば、現在信用取引で株を売買している投資家たち全体のポートフォリオは平均で▲5%の含み損を抱えていることを表し、逆に+5%となれば同じく平均で5%の含み利益が出ている状態を表します。
日経新聞が週に1回集計して、マーケット情報欄に掲載されます。
上図はその信用評価損益率を2001年半ばから直近まで記録したものと、日経平均株価の値動きの推移です。
概ねシンクロしていることが分かるかと思います。
信用取引を行っている投資家たちがある程度含み損を抱えれば追い証逃れからの返済売りを行いますので、売りが枯れた場面で反発となります。
リーマンショックのときはセリクラに次ぐセリクラで2000年以降では過去に類例がないほど評価損率が高まり2008年10月24日の週では▲39.65%まで膨らみました。
その後もギリシャショックや東日本大震災、アベノミクス後も前FRB議長のバーナンキさんによるテーパリング発言(5.23ショック)、中国株バブルの崩壊、原油安による世界景気減速懸念、新しいところではブレグジットなどマーケットを揺るがす材料があるたびに大きな下落が起こりますが、リーマンショック以降は概ね信用評価損益率が▲15~20%の範囲内まで来ると株価が下げ止まって反発に転じていることが分かります。
そのため、この信用評価損益率を一つの指標にして、忙しいビジネスマンの方などで日経新聞を読まれている方は週1回発表される信用評価損益率だけとりあえず注目しておいてこのあたりに株価が下落したところで日経平均連動型の上場投信などを仕込むと良いと思います。
多少この指標と株価の動きにはラグが生じますので仕込むときも一発で仕込まず打診買いから入って徐々に玉を増やして再び信用評価損益率が改善されたら(▲5~10%)手仕舞いすることで、かなり高い勝率で利を得ることが出来ると思います。
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