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◆5年前から注目のファンダ最強銘柄~銘柄探しはお宝さがし
2017.06.25 -
こんにちは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
マナカブ.comを開校する前から個人的に株のスクールを開いていました。
基本的に僕は未来の不確定要素に対して投資は行わないため、長期投資は避けていますが、その当時から大きく上昇した銘柄を久しぶりに見たらとんでもないことになっていました。
日経平均株価でいえば5年前の今頃ちょうど9000円で今が20000円ですからインデックスをベンチマークとした投資であればせいぜい2倍程度です。
しかしその銘柄は5年前の2012年11月に319円の安値から直近の高値2580円までなんと8倍まで成長していました。
その銘柄は、、、
ニチリン【5184】です。
日経平均株価の4倍の速度で株価上昇となっています。
マナカブ以前より受講生となっていらっしゃる方は聞き覚えのある銘柄かと思います。
その当時は、ニチリン含めて「ファンダ最強3姉妹」だとか1銘柄追加して「ファンダ最強四天王」という名前でご紹介していました。
ちなみにニチリン以外の銘柄は
5000番台の昔はガラス・土石セクターでしたが今は不動産セクターに変わった銘柄
7000番台のタイル・空調などの住宅設備機器の販売会社
同じく7000番台の住宅のドアを中国をメイン市場として作っている会社です。
その他の銘柄も当時から株価3倍~5倍弱、5年前からの日経平均株価の上昇率のそれと比較するとそれ以上のアウトパフォームとなっていますが、その中でも優秀なのがこのニチリンでした。
ニチリンは神戸に本社をおく会社で自動車のブレーキホースや空調ホースや空調系のホースを作っている会社です。
(ニチリンHPより抜粋)
なぜにこんなにも堅調に株価が上昇しているかと言えば、この銘柄の業績に見合わない株価の安さとその業績の安定性です。
このニチリンの財務諸表を見てもらえれば分かります。
業績は4年前の14年12月期から増収増益、今期ももちろん増収増益です。
最新の四季報では14.12月期からの掲載しかありませんが、決算書や有報を見てもらえれば分かりますが、実際は2012年12月期より増収増益の会社です。
そして財務体質もキャッシュフローもピカピカです。
だから5年前から注目銘柄としてピックアップしたわけですが、
こんなファンダ最強の銘柄が上がらないわけがありません。
チャートだけで会社の中身も見ずに売買することがいかに杜撰なことかこれでいい加減気づいてくださいね。
個人投資家の多くがチャートだけで売買するからこそ、逆にちょこっと勉強すればそれだけで差をつけることが出来るわけです。
企業の中身の良い銘柄はチャートにラインを引いたりローソク足の形、ゴールデンクロス、出来高が膨らむとか膨らまないとか、そんな些細なこと気にしなくても
買ってほったらかしてりゃ嫌でも上昇していくんですからね。
マナカブ生の方からも受講を終えて、銘柄の探し方が分かってからというもの銘柄探しが楽しいというお言葉をいただいています。
マナカブ生Fくん
来期以降新製品を投入するために先行投資を行った結果、販管費が嵩み利益率はやや落ちていますが、仮にこのニチリンの業績ストーリーが今期以降も変わらない限り株価はまだまだ上がるとみています。
タイトルにも書きましたが、
銘柄探しは「お宝探し」です。
時間をかけた分、相場は自分に必ず恩恵を与えてくれます。
これが会社の中で、組織の中で動いていればそうではありません。
かつてプレステを開発した開発者がソニーから受け取った報酬を不服として訴訟を起こしたことがありましたが、会社組織で動けば自分の努力は悲しいかな会社のものになってしまうのです。
株式投資は自分の努力が自分に直接還元されます。
これがフェアですよね。
米国企業であれば年功序列も終身雇用もないため、日本の会社とは違い、自分が会社に与えた利益で年俸が決まるところがほとんどです。
そのため、若くして大金を稼ぎリタイアする人もいれば、その資金を元手に独立して新たなビジネスを立ち上げています。
ちなみにニチリンの適正株価は5000円程度です。
マナカブ生の皆さんは授業で教えているやり方でぜひ株価算定してみてください。
どれだけお買い得な銘柄であるかお分かりいただけるかと思います。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。