-
◆6月にブログでご紹介したニチリン【5184】本日ストップ高!
2017.08.10 -
こんにちは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
6月下旬に5年前から注目していたファンダピカピカの銘柄としてニチリン【5184】をご紹介していました。
そのニチリンがきのう引け後に上方修正と増配を発表したことが材料視され本日20%弱の大幅上昇でストップ高達成となりました^^
ニチリン【5184】前日比+19.53%
ブログでご紹介したのが6/25でしたから、翌日の26日から買っていたとすればわずかひと月ちょっとの保有で+30%の利益となりました。
買われていた読者の方おめでとうございます^^
マナカブ生からもLINEメッセージいただきました。
ちなみにニチリンをご紹介したのはメルマガではなくてブログですね。
その上の黒塗りにしてある銘柄はニチリンとはまた別銘柄ですが、こちらは無料メルマガで先日【注目銘柄】として配信していた銘柄です。
配信後すぐに分割となり本日上昇しています。
買われていた無料メルマガ読者の方おめでとうございます^^
この銘柄もこれからもっと上がっていく銘柄とみてますから、また大幅上昇となったときにブログでもご紹介したいと思います。
ちなみに前回ニチリンについてのブログ記事はコチラです
https://manakabu.com/post-9041/(◆5年前から注目のファンダ最強銘柄~銘柄探しはお宝さがし)前回のブログにも書いているように「ニチリンはまだまだ上がる」と書いていましたので、ご紹介したところから買っていても十分な利益になっていることかと思います。
週明けからも楽しみですね^^
ニチリンの現在の株価は本日ストップ高で3085円をつけました。
チャート的に見るとすでに大きく上昇してしまったのでここが天井かと見えてしまうかもしれません。。。
が、個人的には短期的には調整を迎えたとしても押し目を作りながら中期的には4000円~5000円到達は全然あり得るとみています。
なぜか???
それは当然ながらニチリンのファンダがさらにピカピカになったからに他なりません。
◆米国の新車販売台数落ち込み続く・・・
前回ブログでもご紹介しているようにニチリンは自動車部品メーカーです。
自動車業界に詳しい方ならご存知かもしれませんが、今年に入り米国では新車販売台数が乗用車もSUVなどのライトトラックも共に販売台数が低下してきています。
昨年の米国の新車販売台数は1750万台でした。
今年はこのペースでいくと、1650万台程度と前年比▲100万台となる見通しです。
メーカー別に1-7月期の販売台数前年比をみると
・GM -3.9%
・Toyota -2.5%
・Ford -4.3%
・FCA -7.2%
・Honda -0.2%
・Nissan 1.9%
・Kia -9.3%
・Subaru 8.7%
・Hyundai -10.8%
・Mercedes -1.9%
・VW 5.9%
・Mazda -2.6%
・BMW -4.6%
・Audi 5.6%
・Mitsubishi 4.6%
・Volvo -9.2%
・Land Rover -2.3%
・MINI -11.1%
・Porsche 2.9%
・Jaguar 65.6%
・Tesla 34.7%
となっています。
これが要因となり、ほとんどの自動車メーカーは日経平均株価の上昇率と比べても大きくアンダーパフォームしています。
そして目を見張る販売台数の伸びを示しているのがジャガーとテスラです。
◆自動車業界の下剋上~時代は電気自動車へ
先日フランスでは2040年までにすべてのガソリン車とディーゼル車の新車販売を停止すると発表しており、これに合わせて欧州の自動車メーカーの一部(ボルボ、BMW等)は全車種にEV(電気自動車)若しくはPHV(プラグインハイブリッド)にすると表明しており、産業構造が大きな変革期に来ています。
これは自動車メーカーだけでなく、自動車業界全体、特に自動車部品部門でのイノベーションが起ころうとしていることを表します。
ここから考えられることは「淘汰されていく部品メーカーも出てくる」ということです。
電気自動車の生産が一層進むこととなれば当然ながら、ガソリン車が減るわけで、内燃機関の製造に携わる下請け、元請けの部品メーカーは今後厳しい展開を余儀なくされてくるでしょう。
今後内燃機関に頼って稼いできた企業は経営統合などでEV化へ向けた戦略の見直しが喫緊の課題となります。
読者の皆さんはぜひ自分のポートフォリオをこの機に見直してみてください。
株価が停滞している自動車部品メーカー、ありませんか??
内燃機関関連であれば今後の業績動向は経営改革を行っていかない限り業績は低迷する可能性もあると思います。
かく言うニチリンも自動車部品の一角にあたるわけですが、作っているものは制御系、空調系のホースです^^;
燃料とは関連性が薄いため仮にテスラや欧州EVが次世代車のメインになろうとも、ホースに対する革命が何かしら起こらない限りはニチリンへの需要は生まれ続けるものとみています。ためになったと思ったらクリックお願いします
人気ブログランキングへ
-
【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。