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◆やっと来た!フィルカンパニー【3267】が超絶IRでストップ高張り付き!!
2017.11.08 -
こんにちは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
やっと来ました、フィルカン先生!笑
9月15日に四季報が発売され、それと同日に四季報を一気読みして厳選5銘柄をお昼にメルマガ読者の方に配信させていただきました。
そのうちの1銘柄、フィルカンパニー【3267】がきのう超絶IRを発表し、350万株の買い物を残し、朝からストップ高張り付きとなりました。
これは15時前の板状況ですが、売り物はわずか5万株と競争率でいえば70倍の買い需要を残して2243円で大引けを迎えることになりました。
買われていたマナカブ生、メルマガ読者の方、おめでとうございます^^
9月15日以降うなぎ登りで上昇していき、先月に2150円までここまででも20%の上昇となりましたので、すでに利食いされた方もいらっしゃったかと思いますが、個人的にはまだまだ上昇余地のある銘柄と思っていました。
マナカブ生の方に「いくらくらいまで行くと思いますか?」と質問を受けた際にも「中期的に見て3000円はいくんじゃないかとみています」とお伝えしていました。
浮動株もわずか200万株しかありませんので、保有されていた方はプラチナチケットとなりましたね^^
本日はその浮動株数を超える350万株の買いが沸いたということです。
その超絶IRというのは、日本郵政が傘下に持つ郵政キャピタルといちご【2337】が第三者割当増資でフィルカンパニーの新株を合計で34万株買って、資金調達を行うというものです。
授業の中でも増資の話が出てきますが、そちらは公募増資の話しであり、今回の第三者割当増資の場合は業務提携の相手や取引先などの関係のある特定の者に新株式の割り当てを行う増資を言います。
払込金額は時価より割り引かれるところでいえば公募増資と同じなのですが、公募増資との大きな違いは有象無象の公募者に撒くわけではないため、短期的な需給悪化で売られるという懸念がないということです。
分かりやすく言えば株式持ち合いのようなもので、互いの強みを活かして業務拡大していきましょうね、というものですから、新株がディスカウントプライスで売り出されたところで払込後にEPSの希薄化で売られるという話ではなく、上がることの方が多いです。
また、今回の提携の目的は、厳選銘柄としてご紹介した際にもコメントで書いていましたが、フィルカンパニーが独自に開拓してきたコインパーキングの上部空中空間にテナントを有して付加価値を付けるビジネスを手掛けているのですが、今後これを発展させ、今は駐車場オーナーだけですが、郵政キャピタルの親会社、日本郵政が全国に保有する不動産の活用ができること、そしていちごが抱えている顧客にバルクセールをしていく、このダブルの成長環境がこれで整ったということになります。
<四季報厳選5銘柄レポート 一部抜粋>
これは大きな材料です。
フィルカンパニーの強みである空間ビジネスの発展、そして駐車場オーナー以外の投資家からも投資マネーが入り、今後の建設投資の資金調達ができるようになるため収益、開発スピード、競争力に一段と弾みがつくということになるでしょう。
第三者割当増資に関するIR:http://cdplus.jp/company/download/263439/392954.pdf
中~長期的には4000円~5000円もあり得る銘柄に成長するような気もしています。
◆一番儲かるのは株を買う投資家、いちごの商品を買う投資家の儲けはそれ以下
ただ、今後いちごのを通じてフィルカンの顧客となる人にとってはそんなにオイシイ話ではないと思います。
というのもこの提携のやり方から考えても「不採算不動産のバルクセールをするため」というのが見え見えです。
財務省の犬となっている日本郵政と組むわけですから、フィルカンもここは長い物には巻かれろ精神で屈したところも多少はあるでしょう。
つまり、フィルカンの株を保有するということは逆を言えば口も出すということですから、郵政が保有する赤字の駐車場スペースのテコ入れに走らされ、いちごがペニー株ならぬペニー不動産の証券化した商品を組成して顧客に販売するという構図が容易に伺えます。
フィルカンの空中空間活用モデルでの土地オーナーの表面利回りは20%と普通に不動産投資をした場合に比べるとずば抜けて高いパフォーマンスを出します。
そのため、いちごの顧客も単純に不動産だけで組成されたABS(資産担保証券)を買うよりはまだマシだと思いますが、一番儲かるのはフィルカン株のホルダーです。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。