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◆耳をすませば・・・

2018.02.07

こんにちは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

日本株暴落も本日は落ち着き、米国市場がダウ567ドル高の24912ドルとなったこと受けて、日本株も朝方から強い反発でのスタートとなりました。

 

一時700円を超える上げ幅を記録した日経平均株価でしたが、その買いの力は持続力弱く、上げ幅を縮小させていき+35円の21645円で大引けを迎えました。

 

ソフトバンクが本日決算発表を迎えましたが、この決算期待で日経平均をちょうど35円分押し上げており、もしソフトバンクの決算が明日などにずれ込んでいたら、もしかしたら本日も小幅ではありますがマイナス引けになっていたかもしれません。

 

きのう更新したブログでは明日、あさってには反発と書いていた通りの展開となりましたが、上げ幅を縮小した原因は相場の声を聞けばわかります。

 

先日まで大暴落をしていましたので、今回の下落で逃げ遅れた人が大多数いたはずです。

 

あまりにも大きな値幅で下げていくものだから画面を見ながら呆然とするしかなかった方も多かったことでしょう。

 

それが漸く本日になって大幅反発となったことから、ここぞとばかりに少し含み損が減ったところで全体相場を俯瞰してみることが出来ない人たちが今の相場のあまりにもボラタイルな動きから来る恐怖から撤退する人が相次ぎ、上げ幅を縮小させていったわけです。

 

この売りが落ち着けば再び上値を追う展開となってくるでしょう。

 

多くの方は相場に入ると自分のポートフォリオの含み益、含み損の状況ばかりを気にする方が多いと思いますが、相場と対峙するときに大事なことは自分のことよりもマーケットのことを考えるようにしていかなければ何も見えてきません。

 

マーケットは何で動いているかと言えば、当然ながら投資家たちの売買で動いているわけです。

 

ということは多くの投資家は今何を考えているのか、相場に耳を傾ければ答えが出てきます。

この大暴落3日間の売買結果です。

 

 

きのうみたいな大暴落のときは本当に辛いです。

 

何が辛いか?って、「相場のうめき声」が聞こえてくるようになるからです。

 

本当に何とも言えない「うごごごごご~~~~」っというような悲鳴というかうめき声というか、、、そんな声が聞こえてきます。。。

 

10年以上相場を張っているとそうなってきます。

「分かる、分かる」と思われる方もいることでしょう。

 

 

おそらく高値掴みをして大量に損失を抱えた投資家たちの声なんじゃないかと思います。

逆に相場が上昇しているときはまた違う声が聞こえてきます。

 

今朝のメルマガでも書きましたが、相場でもよく使われる「木を見て森を見ず」という有名なことわざがあります。

 

 

相場で勝つための大きなヒントをここでご紹介しますと、個別の銘柄ばかりに目を向けいる人ほど勝てません。

 

個別の銘柄よりも全体相場、そこでいま何が起こっているのか、何が影響しているのか、これを俯瞰してみる目が何よりも大事です。

 

そこからトップダウン(全体相場から降りていく)でそのときの投資戦略というものを計画策定していきます。

ボトムアップ(個別銘柄からスタート)では上手くはいきません。

 

 

そのためには「経済」をまず理解されてみてください。

株価は経済の体温計と言われるほどこの2つは密接なかかわりあいをしています。

 

そのため、マナカブ生には次に起こり得る金融システムリスクについてすでにレポートを作ってお伝えしていますが、次回リーマンショックのような大暴落が来ることを予見することすらも難しくなくなります。

 

木ばかりを追いかけていては絶対にたどり着けないでしょう。

しかし多くの投資家は木ばかりを気にします。

 

マーケットに対するアプローチを間違えていることすら気づけていないのであれば何年やっていても成果は上げられないと思います。

 

間違えたアプローチをすれば資産を減らすだけです。

 

 

 

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【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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