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◆人は変化を嫌う生き物
2018.04.13 -
こんにちは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
今週も1週間、お疲れ様でした。
今週はトランプ大統領の言動にセンチメントは一喜一憂する展開となりました。
大抵の人は「変化を嫌う」生き物です。
平穏無事、毎日同じことが繰り返されることに安心感を覚えます。
トランプ大統領が推し進めようとしている関税賦課などは近視眼的に見ると暴挙の何物でもありません。米国外の鉄鋼、アルミ業者、米国内の畜産、農産品事業者にとってはたまったもんじゃありません。
よってその変化に周りの人間はついていくことができず翻弄されてしまいます。
何か変化が起こった時、変革を起こそうと国のトップが動いたときというのは、有事などでなければ大抵の場合は「今後の世の中を良くしていくための行動」なわけです。
株式の世界は「変化」が起こると、その先がどうなるのかが読めなくなったり、投資戦略を丸っと買えないといけないファンドなども出てくるため基本的には変化を嫌います。
よって変化が起こると往々にして株は売られます。
みんな不安がるからです。2016年の英国のEU離脱もそうですし、同年の米国大統領選挙でトランプ大統領が誕生したときもそうです。
しかしながら、「良くしていくための行動」が大半であるため、少し先が見えるようになったりすると再びセンチメントが改善されて値を戻すのです。
それが今回はたままた通商問題なだけであって、今後も各国で様々な問題が勃発すると思いますが、基本的にはその中身が変わるだけの話しです。
相場は基本的には人の感情で動いている以上、同じことが繰り返されると思っておいてもらえれば、もっとドーンと構えて相場と対峙できるようになってもらえるかと思います。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。