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◆株価の動きと投資家行動による損益曲線
2019.11.27 -
こんにちは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
これだけでも経験者の方は分かると思います。
「長期運用でじっくり」という方は株をやっている方の中では少なく、多くの方はできれば短期的に値上がりを取りたいというのが人間の性です。
だから株価が2倍になるまで保有するということは長期的な投資でというよりも何か材料が出てわっと噴いて上昇した際に取れるという方の方が圧倒的に多いと思います。
ただ、上図のように皆が理想に思うのは保有し続けることで株価が上昇し、利益が膨らむというものを描くのですが、実際はこのような保有はなかなかできず赤の損益曲線のようになります。
短い期間で上昇すればその利益を一日でも早く取りたくなり、
保有期間が少し長くなってくれば上昇するまでの期間がもどかしくなっていることもあり、薄利で利食う
また売り時を逃したり、エントリーした後に株価が下がればこれもまた上がってくることを期待して保有しがちになり、ここで早期に見切りをつけられる人、見切りをつけ損ねてしまう人に分かれてきます。
そして見切りをつけ損ねて塩漬けにした方は含み損も見たくなくなり、その塩漬け状態からようやく株価が持ち直して含み損が減り、損益がいよいよプラスとなってきたら、手前の長きに渉る悪夢が忘れられず長期保有していたのにもかかわらず、ヤレヤレの売りでまた薄利で利食う
人は利益を取るよりも損をしたくないという気持ちの方が大きいため、多くの個人投資家の方はこのような行動になってしまうのです。
これを防ぐためには下準備と振り返りです。
下準備
・取引を行う上でのルールを作ること
振り返り
・売買ノートを付けること
売買ノートの付け方もポイントがあって、損益に対しての評価ではなく、下準備であるルール通りに取引が出来たのか、そうでないのかで評価を下します。
ルール通りに出来たのであればロスカットしたとしても〇であり、利益が出たとしてもルール通りの取引でなければ×という評価を下していきます。
また×ならばなぜ×という評価になったのか、その理由までもきちんと書くようにします。
書くことによってそのときの取引の状況、精神状態、地合いなど思い出すことが出来るようになりますし、ノートに×と記したくない、〇を記したいがために否が応でもルールを守れるようになってくると思います。
さて、相変わらず先日ブログで紹介した鎌倉新書【6184】が連日の陽線を付けて上値を追いかけていってます。
鎌倉新書【6184】
ブログを読んで買われた方もそこから大きく利益に結びついてくれていることかと思います。
おめでとうございます^^
買われた受講生の方はまだまだ利益確定の売りサインは出ていませんのでテキストに倣って上値を追いかけていってもらえればと思います。
そして、明日は先日仕込んでいた3000番台の銘柄が大きく上昇してくれそうで楽しみです。
その銘柄に関してはまた次回追って書きたいと思います。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。