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◆ベンチマークを超えられないヘッジファンド

2019.12.17

こんばんは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

海外、特に欧米ではヘッジファンドが注目され、日本の株式市場にもその投資マネーは流入してきています。

特に日本株で言えば、彼らの資金は先物に振り向けられ、HFT(超高速取引)を駆使した自動売買が主流です。

 

しかし上図を見てもらえれば分かりますが、米国主要指数であるS&P500指数に対して、ヘッジファンドのパフォーマンスは昨年まで惨憺たる結果で終わっています。

ヘッジファンドの多くが成果主義であり株価指数をベンチマークとしているところが多く、それを超えられないとなれば、明日からチャートを見るどころか求人欄を見ることになってしまいます。

 

さて、気になることしのパフォーマンスですが、クレディスイスが公表してくれていることし10月までのヘッジファンドパフォーマンスをご紹介したいと思います。

 

ことしのS&P500指数は10月までの年初来で+27.63%に対して、ヘッジファンドインデックスは+8.52%、最も成績の良いグローバルマクロファンドでさえも+20.51%と残念ながらベンチマークを超えることはできていません。

 

プロ投資家と言えば、素人の個人投資家から見ると百戦錬磨、ベンチマークを優に超えるパフォーマンスを毎年たたき出しているというイメージが強いですが、実はこんな惨憺たる結果に屈服しているわけです。

そのため四半期や決算時期になると成果を上げられないヘッジファンドでは解約が相次ぎ、倒産するところも出ているのが内情です。

 

2008年に起こったリーマンショック後、2009年3月に付けた安値666ポイントより、S&P500指数は大きく回復し足元では史上最高値の約3200ポイントまで上昇しました。

この10年強の間で株価は5倍近く上昇したことになります。

しかし上図、同じ時期のヘッジファンドインデックスをみると、その2分の1すらも達成できていないことが分かります。

あくまでもヘッジファンドの平均値なのでこの中にはベンチマークを超える優秀なヘッジファンドマネージャーを抱えるところも存在しますが、相対的に見れば多くの運用会社がぱっとしない成績であるため足を引っ張っているということなのでしょう。

これであれば、インデックス運用でS&P500指数を買っていれば無駄な信託報酬など支払わずに彼らよりもより優れたパフォーマンスをあげられていたということになります。

 

さて、ことしの皆さんの成績はいかがでしたでしょうか。

 

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