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◆続・日経平均 2万円の厚い壁

2020.04.21

こんにちは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

本日は相場についてです。

本日は、原油安、北朝鮮やトランプ大統領に拠る移民規制などの地政学リスクが重なり、日経平均株価は一時400円を超える下げとなりました。

 

メルマガではすでに警鐘を鳴らしまくりだったので、読者の方はこの下げに飲まれていないとは思います。

 

~4月14日メルマガ抜粋~

◆日本株も今月下旬より上値が重くなる展開を予想

足元日経平均株価は3月の16358円の安値を付けてから反発、その後再度17000円台まで下落をしたのちに、足元では2回目の19500円突破を試す展開となっています。

 

19500円あたりでは戻り売りも出やすい状況にあり、ここでの売り物をこなすことができれば、20000円がターゲットになってくると思います。

 

しかしながら米国同様に日本企業も今月下旬より1-3月期決算、3月決算企業にとっては本決算の発表ラッシュとなってきますので、来期の企業業績の見通しがどう出てくるのか、この警戒感が高まり徐々に上値が重い展開になってきやすい時間帯になってくると思います。

 

下げに対応できない方はキャッシュ比率を徐々に高めておいた方が良いと思います。

マナカブ生の方は授業で教えているルール通りに進めていってもらえれば何も怖くはありません。

 

そして、先日のブログでは日経平均20000円の厚い壁というタイトルで書いた内容ですが、足元の日経平均株価は3/25につけた高値を4/17にブレイクしたものの19922円と惜しくも20000円到達とならずに、戻り待ちの売りに押される形で反落していく展開となり、本日19280円まで下押しする展開となりました。

https://manakabu.com/post-22333/

 

◆さらに厚くなった日経平均20000円の壁

先週は米国を中心にポジティブな材料が多かったことから日本市場も含めマーケットは概ね堅調な展開をするところが多かったわけですが、日本株においては楽観視はできない状況です。

 

日本では他国と比較すると圧倒的に感染者数も致死率も低い状況ですが、緊急事態宣言が発令されたタイミングが他国よりも遅く4月初旬からということもあって、新規の感染者数の伸びにまだ落ち着きは見られていません。

(日本のコロナウイルスの感染状況)

 

緊急事態宣言により、経済活動が自粛されており企業の収益悪化が徐々に表れてきています。

まず上図を見てもらいたいのですが、3月初旬に日経平均株価は20000円割れする局面を迎えました。

この時のPERは12.67倍で、一般的には割安な水準と目されるところまで下がりました。

しかし、株価は20000円割れで下げ止まらず、下値を利器下げていき、最終的には16000円前半まで落ちる展開となってしまいました。

この時のPERが10.6倍と、2018年12月のクリスマスショックのときにつけたPER水準まで値下となったわけです。

 

ただ、ここまでくればさすがに超割安ということもあって、株価は自律反発を見せる動きとなりました。

 

よって日本株はそこからいったん反発し、先週金曜日時点では19,897.26円(+607.06円)と20000円手前まで値を戻す格好となる教科書的な自律反発の動きを示してきました。

 

しかし、注目は今のPER水準です。

3月に今の株価水準である20000円割れのときのPERは12.67倍に対して、足元のPERは14.06倍まで上昇してきていることがお分かりいただけると思います。

 

アベノミクスが始まって以来、PER14倍というのはフェアバリューであり、特段割安でも割高でもないという水準にまでPERが上昇してきています。

 

少し株の勉強をされている方であれば、これが何を意味しているかお分かりいただけるかと思います。

 

【PER=株価÷EPS(1株当たりの純利益)】

で計算されるため、PERが高くなるということは株価が上がるか、EPSが下がるかのどちらかでしか起こりません。

 

しかし、3月の水準と今とで比較すると株価は上がっていないと考えれば、EPSが下がったためPERが上昇したということを意味します。

 

分かりやすくもう一つデータをお示しすると、下図EPSがコロナ禍をきっかけに急減してきていることが分かります。これによりPERに変化が起こったということです。

(日経平均株価とEPS(1株利益)の推移)

 

株式市場では「業績=株価」という側面が非常に強く、足元で企業業績がぐらつけば、株価の上昇にも歯止めがかかりやすいわけです。

 

またこれもいつかどこかでデータでご紹介できればと思いますが、景気後退期などのEPSが下がっていく最中にはPERがフェアバリュー以上に上昇することはまずありません。

つまり、足元のPERが14倍以上、15倍、16倍になることはないということです。

 

14倍→15倍→16倍となるということは株価が買われるということで起こる現象です。

これは割安とか割高という話ではありません。(言っている意味が伝わりますかね。。。)

 

 

大抵PERが15倍を超えるときというのはこれから業績が良くなる時に先んじて株価が買われていくときに示現することがほとんどです。

 

つまり、先月までの日経平均株価20000円と足元の20000円ではまったく中身の違う20000円水準になってしまったということを意味します。

 

 

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【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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