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◆コロナワクチン供給で株安?

2020.11.27

おはようございます。マナカブ.com講師の中山です。

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 26,537.31 +240.45
TOPIX 1,778.25 +10.58
マザーズ 1,204.22 +4.70
NYダウ 休場
ナスダック総合 休場
S&P500指数 休場

昨日の米国市場は感謝祭の祝日で休場でした。
また今晩の米国市場は短縮取引となり、NY時間で午後1時までとなります。

米国で親しまれている11月最終週の金曜日からブラックフライデーが始まります。

日本でもここ数年前から「ブラックフライデーセール」という言葉を
百貨店などで耳にすることが多くなりましたが、なぜ「ブラックフライデー
(黒い金曜日)」という表現がされるのか?

 

一見するとホラー映画のタイトルのようにも聞こえる言葉ですが、
実はこの日に限ってはどのお店も「黒字になる」からという所以があり、ブラック
フライデーと呼ばれています。

 

アマゾンなどのECでもブラックフライデーセールが開始となり、今年は特に
コロナがあった影響でECでの買い物客が増える見通しとなっています。

米国が休場ということもあって、欧州株なども小動きで推移し、日経先物など
日本のナイトセッションも割と静かな動きとなっていました。

 

◆コロナワクチン、来週にも供給で株安?

朝方入った速報では、トランプ大統領が早ければ来週にもコロナワクチンを重篤に
なりやすい高齢者や医療従事者に対して優先的に供給を開始すると明言しており、
供給が開始された際のマーケットの反応には注目です。

 

きのうもお伝えしましたように「相場は少し先を見越して動く」、投資の格言にも
「Buy the rumor,Sell the fact(噂で買って事実で売れ)」という言葉が
あるように、足元の相場ではワクチン開発、流通の「期待」だけで上昇してきた
ところが多分にあり、実際に供給が始まった場合、素直に受け止めれば上昇と
なりますが、すでに先食いしているところもあり、材料出尽くしで売りに変わる
ということも往々にして起こるとみています。

本日の日本株は、あまり材料のない中で、テクニカル面で言えば、日経平均株価は
直近3日間で1000円超の値上がりとなっていることもあり、さらに週末ということも
あって様子見ムードの強い一日になる可能性が高いとみています。

特に来週はISM景況感指数や11月の雇用統計など重要な指標も出てくることもあって、
さらには12月14日の米大統領選の選挙人投票もあります。

今のところバイデン氏が次期大統領になる公算が大きいですが、まだトランプ大統領は
敗北宣言を正式に公言しておらず、実際に行われるのか、そのあたりもやや不透明感
が漂います。

(国内投資家の売買動向)

これは、国内の投資主体別の売買動向と日経平均株価の動きですが、緑の折れ線グラフが上に行けば
個人が勝っていて、下にいけば個人が売っていることを示します。

「株は安いときに買って高いときに売れ」という言葉が浸透しているように、個人投資家の
多くは、きれいな逆張り戦略と言ってもいいスタンスを踏襲しています。

 

そのため今の高いところを買いに行くという向きは少なく、この上昇相場に一役
勝っているのは海外勢、とくに足の速い短期筋であるヘッジファンドの動向が
強いわけです。

 

しかしながら、下がらないとなれば下げを待って手を拱いている個人投資家も
多く、スタンスを変えて上昇の波に乗っていく順張りに切り替えたときに海外勢が
踵を返して売りに回るという展開になれば、天井圏での高値掴みとなってしまいます
ので非常にもどかしいところです。

 

来年の日本株は今年の高値を超えてくるとみていますが、やはり逆張りのスタンスは
崩さず、今の諸々の「期待」を先食いして過熱している動きに乗るよりも、下押しする
場面を待つ、または順張りでも流れが変わったら即切るような動きで立ち回ると良いと
思います。

 

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。


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