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◆米国で追加経済対策合意、マーケットの反応は?

2020.12.21

おはようございます。マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 26,763.39 -43.28
TOPIX 1,793.24 +0.66
マザーズ 1,186.46 +1.24
NYダウ 30,179.05 -124.32
ナスダック総合 12,755.64 -9.11
S&P500指数 3,709.41 -13.07

先週末の米国市場は前日比では小幅な動きにとどまったものの、日中は
値動きの荒い展開となりました。

コロナワクチンの普及や追加の経済対策期待から朝高で始まったマーケットは
高値警戒感もあってその後利益確定売りに押されました。

またこの日は米国の先物やオプション取引などデリバティブの清算日(日本で
言うところのSQ)にあたり取引終了間際に出来田高を伴い下げ幅を縮小し
小幅安にとどまりました。

 

◆追加の経済対策は9000億ドルで大筋合意

米議会共和、民主両党の指導部は19日に、これまで協議していた追加経済対策を
総額9000億ドル(約93兆円)で大筋合意に達しました。

具体的な対策としては1人当たり600ドルの現金給付や、週300ドルの失業保険の
上乗せ、中小企業支援に充てられます。

 

当初予定されていた2兆ドル超の規模から半分以下となり、マーケットはこれを
織り込んで上昇していたところが多分にありますので、今後の動きとしてこの
規模に失望した売りが出るのか、はたまた上昇のモメンタム(勢い)は10月、
11月と比較して鈍化しているため、財政出動の規模縮小を織り込んだ動きを
すでにしていたたため、この影響は軽微なものにとどまるのかに注目しています。

 

◆英国で変異したコロナウイルスの感染が拡大

(英国のコロナウイルス感染状況)

英国では感染力が従来のコロナより最大で7割高いとみられる変異したコロナウイルス
が俄かに猛威を奮ってきています。

これを警戒して英国ではロンドンを含むイングランド南東部に事実上のロックダウン
を再導入することを発表しています。

ただ医療専門家の話に拠ればこのウイルスは感染力こそ高いものの致死率や重症化率に
おいてはももともとのウイルスより高くないようです。

 

しかしながら変異していることを考えれば今後も他国でも変異したウイルスが出てきて、場合
によっては、致死率の高いものが出てくる可能性があることにはマーケットだけでなく、
生活するうえでも警戒が必要かと思います。

 

今週の日本株は先週までで各国の金融政策会合を無事に終了し、重要な指標は少なく
なってきまして、今回合意した追加の経済対策が妥結したことでこれをマーケットが
どう解釈するかが注目点です。

 

週前半は合意できたことで良い反応を示すかもしれませんが、先述したように規模感は
従来の半分以下になっていることは期待外れと捉えられるかもしれません。

ただワクチンへの期待やFRBを中心とした各国中央銀行の緩和継続の姿勢が支えとなって
おり、下押しするような場面があれば、絶好の買い場になると思われます。

 

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。

 


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