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◆21年度、半導体市場の成長率は2割増へ

2021.02.12

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 休場
TOPIX 休場
マザーズ 休場
NYダウ 31,430.70 -7.10
ナスダック総合 14,025.77 +53.24
S&P500指数 3,916.38 +6.50

きのうの米国市場はハイテク株が主導し、ナスダックが最高値更新と
なりました。

きのう公表された2月6日の週の新規失業保険申請者数は79.3万人で
前週から小幅に改善したものの、市場予想の75.7万人を下回る結果で
やや回復は緩慢です。

(新規失業保険申請件数)

 

ただ労働市場の回復の遅れは追加経済対策の成立を後押しする材料
となり足元の最高値更新もあって売り買い交錯の1日となりました。

個別銘柄では、半導体関連のエヌビディアやインテルのほかに、
KLA、ラムリサーチ、アプライド・マテリアルズ、テラダインなど
が大幅高となり、ナスダック指数を押し上げました。

半導体指数(SOX)は+3.45%の上昇となっています。

◆21年通年では半導体の前工程製造装置市場は2割増へ

日本では決算発表を機に半導体の東京エレクトロンを筆頭に信越化学、
アドバンテスト、レーザーテックなどの製造装置のほか部材関連が
軟調な展開となっていましたが、ここにきて米国では再び半導体が
再び買われる動きが出てきています。

 

5Gの本格化はこれからで、半導体には前工程(ウェーハ処理工程)と
後工程(組み立て)とに大きく分かりますが、前工程の21年度の
成長率は2割程度と目されており、国内半導体関連も良い押し目を作って
再度上値を目指していく動きが出てくるようであれば、指数をけん引して
日経平均30000円のを試す場面も出てくるでしょう。

 

一方で半導体は世界的な不足に陥っており、日本のみならず米国でも
自動車の生産に影響が出てきています。

 

バイデン政権は事態打開策について企業や貿易パートナーと協議して
半導体業界が長年直面するボトルネックなどの問題解決のための
大統領令に署名する見通しで、自動車、スマートフォン、ゲーム機など
様々な分野で活用が広がる半導体の需給のひっ迫も今後インフレ圧力
としてはたらいてくる可能性があるとみています。

 

実体経済と株価の乖離が拡がっていると言われて久しくなりますが、
それぞれが見る主観的な実体経済で物事を測るとミスリードしやすく、
需要が減っているところがある一方で需給がひっ迫している業界も
存在すること、そしてそれが指数採用の銘柄のところであれば、株価は
上がることを意識しておく必要があるということです。

これは半導体だけでなく商品市況(原油、銅、プラチナ)でも同じこと
が起こっています。
大きなスーパーサイクルがいま起ころうとしています。

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