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Marketマーケットニュース

◆ダウの騰落レシオが年初来の最低水準

2021.12.21 マーケットニュース
おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。


【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 27,937.81 -607.87
TOPIX 1,941.33 -43.14
マザーズ 948.28 -15.38
NYダウ 34,932.16 -433.28
ナスダック総合 14,980.94 -188.74
S&P500指数 4,568.02 -52.62


週明けの米国市場はオミクロン型の感染拡大やバイデン米政権の政策の
行き詰まりが嫌気され大幅続落となりました。

欧州では新型コロナの変異ウイルス「オミクロン型」の感染急拡大により、
オランダが19日から1月14日までロックダウンに踏み切るなど行動規制を
強化する動きが広がっており、米国でもニューヨーク州が1日あたりの
新規感染者数が2万人を超え過去最多を更新し、営業を停止する店舗が
増えていることなどから景気の先行き懸念が強まり幅広い銘柄に売りが
拡がりました。


また中国では中国人民銀行(中央銀行)が約2年ぶりにプライムレート
(銀行間での貸借金利)を下げるなど金融緩和方向に動き、前から
言われていましたが、景気減速が改めて意識されたことも重しとなりました。

バイデン政権の約2兆ドル規模の税制支出法案に対し、マンチン上院議員が
19日、これを支持しないことを表明しました。

これを受けてゴールドマンサックスは2022年の米国のGDP予想を引き下げ、
センチメント悪化に拍車をかける展開となりました。

これによりダウを含む主要3指数は3日連続の大幅安となっています。

個別銘柄では、重機大手のキャタピラーや航空機大手のボーイングが下落し、
景気敏感株に売りが出てた一方で、巣ごもり消費関連のネットフリックスや
ゲームのエレクトリックアーツ(EA)などが上昇。
製薬大手のファイザーやバイオ医薬のアッヴィなども買われていました。


◆ダウの騰落レシオが年初来の最低水準

(日経平均株価とNYダウの騰落レシオ)

値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から算出される騰落レシオですが、
120を越えると買われ過ぎ、80を割り込むと売られ過ぎという指標ですが、
日経平均株価はことし乱高下が激しかったため、騰落レシオが幾度となく
この80割れ水準を記録してきましたが、ダウ平均も足元でことしに入り
初めて12月14日に80を割り込み、きのうは75.54まで低下しました。

日経平均株価は先週末から週明けのきのうまでの2日間で1100円以上の
下げとなりましたが、ダウも直近3日間で994ドルの下げを記録しました。

今回の下げは年末という市場参加者が少ない中で、悪材料が重なり
ボラティリティが大きくなったことによって大きな下げになったと
みています。

また、バイデン政権の看板政策でもある大型歳出法案のとん挫も、中国
の金融緩和もすでにその兆しが出ていたことであり、オミクロンの世界的な
感染拡大でセンチメントが弱まっている中で、俎上に上ったことで売り
の材料にされたとみています。

きのう「28000円前半が底」とお伝えしていましたが、きのうはボラが
大きく28000円を割り込むところまで売り込まれましたが、225先物の
動きをみると米国市場が崩れている中で、225先物は小じっかりとした
動きがみられていましたので、日経平均株価は28000円を回復し、場合
によってはきのうの下げを帳消しにしてくれるくらいの上昇が期待できる
と思います。

その背景にあるのが、世界的に感染拡大している中で、日本では幸いにも
オミクロンの感染が拡がっていないこと、欧米に比べて金融政策がまだまだ
緩和姿勢であること、このあたりがカントリーアロケーション(国際分散投資)
を考える大口投資家にとって志向されやすい条件が整っているとみています。

この状況がしばらく続けば、日本株には追い風とみています。



※本日の経済キーワード※

【騰落レシオ】

市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から、市場の過熱感を見る
指標で買われすぎ、売られすぎを見るためのテクニカル指標。
値上がり銘柄数/値下がり銘柄数を計算してパーセント表示され一般的には
25日という期間をとって、「25日間の値上がり銘柄数の合計/25日間の
値下がり銘柄数の合計」を計算。

値上がり銘柄数と値下がり銘柄数が同じであれば騰落レシオは100%となり、
120%を超えると買われ過ぎで高値圏と判断し、80%を下回ると売られすぎで
底値圏にあるとみられています。

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◆12/20(月) 

・マナカブトレードで利益確定した銘柄

ホギメディカル【3593】
10/14 エントリー
12/8 利食い +4.0%
12/20 利食い +4.0%

新日本建設【1879】
12/7 エントリー
12/15 利食い +3.5%
12/20 利食い +1.5%

寺岡製作所【4987】
12/3 エントリー
12/20 利食い +3.0%

小森コーポレーション【6349】
12/6 エントリー
12/7 利食い +3.3%
12/20 利食い +5.7%

大阪製鐵【5449】
12/1 エントリー
12/7 利食い +6.7%
12/20 利食い +10.5%


・ロスカット銘柄

平和不動産 【8803】
10/11 エントリー
12/3 利食い +6.0%
12/20 利食い -0.2%

今仙電機製作所【7266】
12/3 エントリー
12/16 利食い +3.0%
12/20 利食い -0.2%

アオイ電子【6832】
12/7 エントリー
12/16 利食い +3.1%
12/20 利食い -3.1%

シミックホールディングス【2309】
12/3 エントリー
12/20 LC -3.7%

レオパレス21【8848】
12/7 エントリー
12/17 LC -7.5%

シャルレ 【9885】
12/7 エントリー
12/17 LC -14.4%

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投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。

【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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